映画/口コミでおすすめのホラー映画(洋画)

無惨な姿のハエ男の恐怖と哀しみ「ザ・フライ」

徐々にハエ男へと身体が変化していく「ザ・フライ」。その過程はすごく怖いですが、グロテスクなクリーチャーに変身していくホラーではないのがこの映画のいいところ。ハエ男になってしまった科学者の哀しみが伝わってきて、心に残ります。ホラーでありながら、とてつもない深い愛と哀しみの物語です。

投稿記事

肉体がどんどんハエに変化していく恐怖

■作品名
ザ・フライ (1986)

■監督
デヴィット・クローネンバーグ

■主演
ジェフ・ゴールドプラム ジーナ・デイヴィス

■DVD/Blu-ray発売元
20世紀 フォックス ホームエンターテイメント

■おすすめの理由

「ザ・フライ」は、1958年に公開された「ハエ男の恐怖」のリメイク作品で、1986年に公開され、この年のアカデミー賞メイクアップ賞を受賞しています。

■あらすじ
物質の移動と遺伝子の組み替えの研究をしている科学者のセス(ジェフ・ゴールドプラム)。

ある日エレクトリック展覧会で、科学雑誌の編集者ヴェロニカ(ジーナ・デイヴィス)に出会い、二人は恋に落ちる。

セスは彼女を自宅に招き、研究中のテレポッドを披露する。

それは「2つのテレポードに入れた物質を、細胞レベルまで分解し転送し、再構築する」機械。

無機物の実験には成功していたが、有機物(生物)の実験には失敗していた。

ある日自分の肉体を使って、転送を試みるセス。

実験は見事に成功したが、セスは知らなかった。

テレポッドの中に1匹のハエが入り込んでしまったいたことを……。


肉体がどんどんたくましく、異常に性欲も増して変化していくセスは、徐々に背中に針金のような黒い毛が生え始め、歯は抜け、指の爪が割れていく。

人間から徐々にハエ男へと身体が変化していく過程はすごく怖いです。

でもただグロテスクなクリーチャーに変身していくホラーではないのがこの映画のいいところ。

実験に失敗し、みるも無惨な、恐ろしい形相へと変化していく恋人の科学者を見て悲鳴をあげるとことか、「かわいそうに」と抱きしめる女編集者のヴェロニカには、泣かされます。

ラストシーンも、ハエ男になってしまった科学者の哀しみが伝わってきて、心に残ります。

ホラーでありながら、とてつもない深い愛と哀しみの物語でもある作品です。



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