不同沈下
【ふどうちんか】建物の基礎や地盤が不均一に沈下すること。「不等沈下」ともいう。
すべての箇所が均等に沈下すれば建物への影響は比較的少ないのだが、そのような沈下は稀だ。「不同沈下」では建物構造への影響も大きく、傾斜やひび割れ、亀裂などを生じる。
もともとの地盤が軟弱である、盛土の締め固めが不十分である、部分的に緩い密度の土壌を含んでいるなど、その原因はさまざま。地下に埋設された構造物の影響を受ける場合もある。
たまに「不動沈下」あるいは「浮動沈下」といった誤記を見かけることもあるが、浮動しながら沈下する地盤はかなり怖い。