株・株式投資/専門家が注目するオススメ株式銘柄

五輪の本命銘柄とその先を狙え!(2ページ目)

東京五輪が決定し、関連株が大幅高に!決定直後に大きく上昇した本命株は、今後半年ほど本命株であり続ける可能性があります。一方で、資金回転が起こったときの次の循環先に注目する方法もあります。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

  • Comment Page Icon

資金回転した先の出遅れを狙うのも一つの方法

短期的な利食いの後、次に資金が向かう先はどこ?

短期的な利食いの後、次に資金が向かう先はどこ?

もっとも、建設株が強いとしてもずっと上がり続けるわけではありません。短期的に利食いの動きが出れば、その資金が他のセクターを物色することになります。

既に五輪関連でも、「広告」銘柄、「不動産」銘柄などは9月9日の週後半には商いを減らしてきています。反対に「医薬」「化学」業種に属するバイオ関連銘柄が週の後半に値を上げてきましたが、それらの銘柄は東京五輪が決まった直後の9日(月)は蚊帳の外という状態でした。

このように、建設株の高騰で膨らんだ資金が巡回する次のターゲットで出遅れを見つけるのも一つの考え方です。目先、妙味ありそうなのが、5月までのアベノミクス相場の主役であったバイオ関連銘柄です。

バイオ関連銘柄は6月以降、株価は大きく下落しましたが、ここに来てまた動きが出ています。具体的な銘柄を見てみると、カイオム・バイオサイエンス(4583)、UMNファーマ(4585)、ナノキャリア(4571)、ペプチドリーム(4587)、テラ(2191)、スリー・ディー・マトリックス(7777)などです。

今からバイオ関連を狙うなら、まだ出遅れている銘柄でしょう。たとえば、タカラバイオ(4974)です。タカラバイオは遺伝子研究用試薬や理化学機器販売が主力の会社であり、バイオ企業の中でも既に大きく収益を上げている企業です。遺伝子医療研究に注力しており、再生医療は国策に乗っています。

カジノ関連にも注目

もう一つ注目したいのは、カジノ関連銘柄です。東京五輪決定にともない、カジノ法案の成立ががぜん注目されています。東京五輪に向けて、ホテルや交通の整備が進みますが、五輪終了後もそれらを有効に生かすためにも、東京を国際的に魅力ある観光都市にしていくことは重要でしょう。その意味でも、カジノ法案は通りやすくなるのではと、今後ますます注目を集めそうです。

マカオやシンガポールを見ても、カジノの運営主体は米ラスベガス・サンズやMGMなど、国際的なカジノ運営業者が行うと思いますが(特に中国やシンガポールでアジアのニーズをつかんでいるサンズは強い)、同時に日本の大手ディベロッパーとも提携して開発を進めると予想され、そうなると長年、湾岸地区の都市開発を推し進めてきた実績のある三井不動産(8801)などが主力株として注目できるでしょう。

参考:日本株通信


※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます