「欲しがるから」と、何も考えずに食事やおやつを与えていませんか?
太っていると、心疾患や生活習慣病、関節などの病気を引き起こしやすくなってしまいます。定期的に病院に行ったり、薬を飲み続ける結果になってしまうと、わんちゃんの身体はもちろん、心にもストレスがかかります。
食べなければ、確かに体重を落とす事はできます。ですが「減量」と「ダイエット」は全くの別物です。ダイエットの本来の意味は「健康的な体型になるための食事」。しっかりと食べて、賢く夏太りを解消しましょう。
そもそも“太っている”は、何で判断する?
わんちゃんの“太っている”の基準は、犬種毎の平均体重から見てどうかではありません。首からお尻にかけて優しく身体を撫でていき、肋骨の後にくびれがあれば理想体型と言われています。くびれがあっても、肋骨が浮き出ている場合は痩せ過ぎ、くびれが分かりにくい場合は太り気味、と判断されます。体重ではなく体型で判断して、理想体型を目指しましょう。太ってしまった原因を見つけよう!
太ってしまった原因は、必ずどこかにあります。- 夏が暑かったから、あまり散歩や遊びに行けなかった。
- それが可哀想で、おやつが増えてしまった。
- 冷房のあたりすぎや、冷たい食べ物の食べさせすぎで身体が冷え、代謝が落ちてしまった。
- 親戚や友達が遊びに来て、食べ物をもらう回数が多かった。
- ストレスが溜まっていそうな感じがする。
一時的に頑張って理想体型になったとしても、生活習慣や飼い主さんの考え方が変わらないと、また元に戻り、リバウンドしてしまいます。まずは、太った原因を見つけ、どうすれば改善出来るか考えてみましょう。病気など、特殊な場合を除いてわんちゃんは自分一人で太ることはありません。ご家族全員で相談して、目標を統一させることも必要です。今日明日で急激に痩せさせようとしないで、1ヶ月、2ヶ月とゆっくり時間をかけてダイエットして行きましょう。
次のページでは、毎日できるダイエットのコツをお伝えします。