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単なる廉価版ではない!「iPhone 5c」の魅力に迫る(2ページ目)

iPhone 5sと同時に発表された、iPhoneの新機種「iPhone 5c」。性能の大幅な強化がなされたiPhone 5sと比べ、性能面ではiPhone 5と大幅な変化がないことから“廉価版”と評価されることも多いようですが、その内容を見ると、単にコストパフォーマンスを重視したモデルという訳ではない、アップルならではの工夫がしっかり施されています。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

継ぎ目のない一体感あるデザインが質感の高さに

iPhone 5cが廉価版と言われる要因の1つに、ポリカーボネイト製のボディを採用していることが挙げられます。確かにポリカーボネイトの採用は、金属に比べるとコストダウンにつなると考えられますが、実際に触れてみると、ポリカーボネイトらしさを感じさせない、しっかりした触感が得られるのが分かります。
iPhone 5c

iPhone 5cを側面から見たところ。継ぎ目がないことが分かる

その理由は、複数のパーツを貼り合わせてボディを作るのではなく、ボディ自体を一体形成することにより、継ぎ目のないデザインを実現していることが大きいといえるでしょう。一体形成されたボディは、さらにアンテナとしても用いられる金属で内部を補強。こうした仕組みにより、安っぽさを感じさせない、一体感のあるデザインを実現しています。
iPhone 5c

iPhone 5cのボディは一体形成によって継ぎ目のないデザインを実現。写真は形成中の様子

iPhone 5cが継ぎ目のないデザインを実現できたのには、iPhoneが元々、バッテリーを取り外すことができない形状となっていることも、大きく影響しているといえます。最近ではiPhone同様、バッテリーの取り外しができないスマートフォンも増えていますが、そうした特性をデザイン面にうまく活かしてしまうのは、アップルならではといえるかもしれません。

ちなみにiPhone 5cのカラーは、“ホワイト”“ピンク”“イエロー”“ブルー”“グリーン”の5色。それぞれ本体カラーが異なるだけでなく、ホーム画面などの背景色を本体カラーに合わせるなどの細かな工夫もなされています。
iPhone 5c

ボディカラーはホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色を用意

iPhone 5c

ホーム画面の背景色も本体カラーに合わせている


次は、iPhone 5cの純正ケースと本体性能について、説明します。
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