綺麗な写真を撮影しやすくなったカメラ機能
2つ目の進化ポイントは、カメラ機能です。特に背面のiSightカメラは、iPhone 5と同じ800万画素ながら、その中身が大きく進化しています。一体何が変化したのかというと、レンズとセンサーのサイズです。レンズは光を多く取り込めるF値2.2のものを採用し、さらにセンサーを15%大型化したことにより、より明るくノイズの少ない、綺麗な写真が撮影できるようになっています。加えて手ブレ補正機能の搭載により、撮影時のブレも大幅に軽減できるようです。
さらにもう1つ、補助照明「True Toneフラッシュ」を用いることで、白とアンバーの2色のLEDを用いて最適な色合いに調整。光量の少ない所でも、自然な色合いを再現できるようになっています。
ハード面だけでなく、ソフト面でもカメラ機能の強化がはかられています。後述する「iOS 7」の搭載により、「Square」など新たな撮影モードが追加されたほか、静止画にフィルターをかける機能も用意されました。また静止画撮影時に、10枚の写真を連続で撮影するiPhone 5s独自の連写機能「Burst mode」を用意。これを用いれば、動いている被写体などを確実に撮影できるようになります。
さらに動画撮影においては、120fpsのスローモーション動画が撮影できる「Slo-Mo」機能が用意されています。撮影スピードは撮影中に変更することも可能なほか、スローモーション再生する範囲は、再生時に変更することも可能となっています。
次は、新しいCPU「A7」について説明します。