人々の渦に巻き込まれない、千住新橋の袂で鑑賞がおすすめ
夏には東京都内を流れる川の河原で、毎週のように花火大会が開催されます。その内、荒川の河川敷で開催されるのが「足立の花火」です。約100年の歴史を持つ伝統の花火大会です。例年1万発を超える花火が夏の夜空を彩ります。尺玉はもちろん、スタ-マイン、小型煙火、仕掛花火の色彩が荒川の川面に映り込みます。足立区の木に指定されているサクラの名前がつけられた「満開のしだれ桜」の連続打上げや、大会名物のナイアガラが人気を呼んでいます。
花火の打上げは、荒川の河川敷、東京メトロ千代田線鉄橋の上流部の千住側で行われます。ですから、花火をゆっくりと鑑賞したい人は、打上げ場所近くの河原がいいのですが、当然とてつもない人々の渦に巻き込まれてしまいます。
花火大会が終わっても身動きがとれません。花火の美しさに酔いしれ、そのまま河原で余韻を楽しみたい人は会場の中心部がいいのですが、家路を急ぐ人にはおすすめではありません。
花火は楽しみたいけど、早めに家に帰りたいという人には千住新橋の袂がおすすめです。花火大会の前後に橋で立ち止まっていると叱られてしまいますが、橋の袂であれば座って花火を充分鑑賞できます。
また、花火大会の中心部には露店がなく、この橋の袂にしか露店がありません。少し花火が遠いですが、食べ物や飲み物の調達に便利で、早めに家路につけるのが利点です。
■足立の花火
会場:荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
打上げ場所:千住側(堤南)
電話番号:03-3880-5853(足立区観光交流協会)
料金:無料
開催時間:19:30~20:30
HP:adachikanko.net/hanabi/index.html
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