江戸時代から人気のあるお花見スポット
飛鳥山公園は東京都北区で、屈指のお花見スポットとなっている公園です。JR王寺駅近くの小高い山全体が、すっぽり公園として整備されています。飛鳥山を公園を公園として整備したのは、何と約280年も前、江戸幕府第8代将軍の徳川吉宗です。享保の改革を推し進める中、江戸っ子たちに行楽の地を提供するために、飛鳥山を桜の名所に作り上げたのです。
江戸時代には、お花見スポットでは禁止されていた「酒宴」や「仮装」が、飛鳥山公園では許可されていたため、江戸っ子達は飛鳥山に集まり趣向を凝らして楽しみました。吉宗自身も飛鳥山で宴席を設け、名所としてのアピールを行ったと伝わります。
お花見の時期には大勢の人でごった返す公園ですが、その他の時期は自然の緑に包まれ、のんびりとした空間が広がります。広々とした公園内には、自然の緑の中を走り回る子ども達の姿が絶えることがありません。
園内には、飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢史料館などの文化施設が建つ他、SLや都電の車両が展示され、子ども達の冒険心をくすぐります。
また山の公園で坂道が多いため、公園入り口から飛鳥山山頂まで昇降設備の「あすかパークレール」が設置され、利用しやすくなっています。
■飛鳥山公園
住所:東京都北区王子1-1-3
電話番号:03-3908-9275
料金:無料
営業時間:終日
アクセス:JR京浜東北線 王子駅下車 すぐ/都電荒川線 飛鳥山下車 すぐ
HP:www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/055/005518.htm
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