佐倉城の遺構が数多く残されている公園
佐倉城址公園は、かつて佐倉城が建てられていたところを整備した公園です。広大なエリアには樹木の緑に覆われる中に、いくつも散歩コースが設けられ、自然に触れるばかりでなく、歴史を感じとることができます。公園の敷地内には、天守閣跡、空堀などかつての佐倉城の遺構が数多く残され、天守閣跡には樹齢約400年と伝えられる、高さ11メートルにもなる巨大な「夫婦モッコク」の樹が、今でも元気に育っています。他にも、シイ、カシ、モミジなどの大木の姿が、あちこちに見られ、自然の緑が溢れています。
佐倉城は、徳川家康の命を受けた土井利勝が、1610年(慶長15)年、鹿島山の西端部に築城しました。江戸時代を通して、佐倉藩の藩主は徳川幕府の要職を務めることが多く、江戸の東を守る防衛拠点ともなりました。
天守閣は残されてはいませんが、広々とした敷地はかつての城郭建築の基礎をいたるところに残しています。
広々とした緑の敷地内には、サクラや牡丹、梅、菖蒲園、紅葉など、季節の彩りを放つ樹木がたくさん育ち、一年を通してお弁当を広げるファミリーの姿を見ることができます。
■佐倉城址公園
住所:千葉県佐倉市城内町官有無番地
電話番号:043-484-0679(佐倉城址公園管理センター)
料金:無料
営業時間:終日
アクセス:ちばグリーンバス(田町車庫行き) 「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館前」下車、徒歩約5分
HP:www.city.sakura.lg.jp/0000000987.html
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