春には1,200本もの桜が咲き誇る、埼玉屈指の花見の名所
氷川神社一帯を大宮公園といい、明治18年、埼玉県最初の県営公園として誕生した大宮公園は、氷川神社境内の一部で偕楽遊園の地として開設されました。埼玉屈指の花見の名所で、春には1,200本もの桜が咲き誇ります。総敷地面積は約35ヘクタールで、後に開園した大宮第2公園と、大宮第3公園を合わせると67.9ヘクタールにもなります。
最寄り駅である東武野田線「大宮公園」駅と駅名にもあるように、大宮公園は由緒ある公園で、昭和初期までは、武蔵野を思わせる草原や雑木林が残り、日光や熱海のような観光地と並ぶ、東京の奥座敷として親しまれていたようです。
そのため多くの作家や著名人も好んでこの地を訪れ、森鴎外の「青年」の一文には大宮公園が描かれています。また、「人間失格」を執筆中であった晩年の太宰治は、玉川上水で入水自殺を図る前日まで氷川神社のそばに滞在し、大宮公園を歩いたと言われています。
どこか懐かしい遊園地は小さい子供が安心して遊べる乗りものばかりで、その奥にある小動物園は無料で、猿などのおなじみの動物たちはもちろん、色鮮やかなフラミンゴやオウムなど珍しくてかわいい動物たちと触れ合うことができます。
■大宮公園
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4
電話:048-641-6391(都市整備部 大宮公園事務所)
入園料:無料
駐車場:無料(270台)
駐車可能時間:4月~9月 8:30~19:00/10月~3月 8:30~17:30
アクセス:東武野田線「大宮公園」駅または「北大宮」駅から徒歩10分(約1km)
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