今回のブレイクは?
さて今回ブレイクするのは、斎藤工か永山絢斗か。それとも藤本隆宏か?ただ斎藤工はNHK時代劇『オトコマエ!』で福士誠治とダブル主演、今年は『八重の桜』に『いつか陽のあたる場所で』と重要な役で出演。永山絢斗は『おひさま』でヒロインの次兄役、藤本隆宏は『坂の上の雲』で広瀬中佐役と、三人ともブレイクというには知名度があります。
残る男優で、片岡愛之助は歌舞伎界のホープで、さらに『半沢直樹』の黒崎役が大好評。小野了は『相棒』の中園参事官役でおなじみ(ちなみに『ガラスの家』では財務省の参事官)。鈴木裕樹は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』ゲキレッド出身のイケメンヒーロー系と大石脚本でブレイクするパターンとはちょっと違います。
今度は女優?
そうすると意表をついて、今回は女優で梅舟惟永(うめふね ありえい)でしょうか。早稲田大学演劇倶楽部のユニット「ろりえ」所属の舞台女優。ドラマでは今年、これも大石作品の『お天気お姉さん』に情報番組『モーニングZ』のメイク担当役で連ドラ初レギュラー。お天気担当・染谷ディレクター(野間口徹)との掛け合いは印象に残っています。
『ガラスの家』で演じるのは芥川賞作家・後藤菜々美(ただし受賞後は鳴かず飛ばず)。仁志の高校時代からの友人で、現在交際中。黎を疑い彼女の過去を探るという、ドラマをかき回してくれそうな役です。
しかしブレイクするには『ガラスの家』自体がヒットしないと。『セカンドバージン』はアラフォー後半世代が中心だったのに対し、井川遥主演なのでアラフォー前半ねらいでしょう。はたして夢よもう一度となるでしょうか。期待しましょう。