誤解その2:プラス思考=肯定文、マイナス思考=否定文、ではない
ワクワク感がポイント
なんとなく、「私は○○が嫌い」「○○ではない」と否定的な見方をすることが「マイナス思考」というイメージがあるのではないでしょうか?
実は、これらの表現は、心理学的には、必ずしもマイナス思考に区分されるわけではありません。仮に、マイナス思考に当てはまる言いまわしでも、そのレベルでいけば、軽度に分類されるケースがほとんどです。
実際には、これら以上に慎重に扱うべきマイナス思考表現が山ほどあります。それは、「○○しなくちゃ」「絶対に○○すべき」など。これらこそ、マイナス思考の典型例なのです!
否定語が入っていないので、ネガティブなニュアンスが感じられない、と思うかもしれません。むしろ、「○○しなくちゃ」などは、やる気が満ち満ちて、前向きにすら感じられるかもしれません。しかし、実際、これらの表現が心に与えるダメージは、「私は○○が嫌い」「○○ではない」と比べると、比較にならないほど大きいのです。
肯定文=プラス思考、否定文=マイナス思考、ではありません。プラス思考とは、どれだけ心にワクワク感を与えられるか。マイナス思考とは、どれだけ心にプレッシャーを与えてしまうか。
- 言ってみて、心が弾むもの、ワクワクするもの=プラス思考
- 言ってみて、心が圧迫されるもの、ドキッとするもの=マイナス思考
■参照:『プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと』