子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもに正しいプラス思考を届けるために(2ページ目)

私が主宰する「プラス思考育児.JP」の究極の目標は、子ども達の心にプラス思考発想を届けること。そのためには、ママ自身が「正しいプラス思考」を知っている必要があります。実は、今、世間に流布しているプラス思考には、”にせもの”が混じってしまっています。ここでは、真のプラス思考を知っていただくために、プラス思考にまつわる「誤解」についてお伝えしていきます。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

誤解その2:プラス思考=肯定文、マイナス思考=否定文、ではない

ワクワク感がポイント

ワクワク感がポイント

もし、「マイナス思考の典型的な話し方を挙げてみてください」と言われたら、どんな表現を思いつきますか?

なんとなく、「私は○○が嫌い」「○○ではない」と否定的な見方をすることが「マイナス思考」というイメージがあるのではないでしょうか?

実は、これらの表現は、心理学的には、必ずしもマイナス思考に区分されるわけではありません。仮に、マイナス思考に当てはまる言いまわしでも、そのレベルでいけば、軽度に分類されるケースがほとんどです。

実際には、これら以上に慎重に扱うべきマイナス思考表現が山ほどあります。それは、「○○しなくちゃ」「絶対に○○すべき」など。これらこそ、マイナス思考の典型例なのです!

否定語が入っていないので、ネガティブなニュアンスが感じられない、と思うかもしれません。むしろ、「○○しなくちゃ」などは、やる気が満ち満ちて、前向きにすら感じられるかもしれません。しかし、実際、これらの表現が心に与えるダメージは、「私は○○が嫌い」「○○ではない」と比べると、比較にならないほど大きいのです。

肯定文=プラス思考、否定文=マイナス思考、ではありません。プラス思考とは、どれだけ心にワクワク感を与えられるか。マイナス思考とは、どれだけ心にプレッシャーを与えてしまうか。
  • 言ってみて、心が弾むもの、ワクワクするもの=プラス思考
  • 言ってみて、心が圧迫されるもの、ドキッとするもの=マイナス思考
と考えるとわかりやすいですね。子ども達は、ママとの会話から、プラス思考とマイナス思考を学んでいきます。ぜひ、お子さんに質のいい本物のプラス思考を届けるために、「ワクワク感」のある話し方を心がけてみてください。


■参照:『プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと』
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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