最近のカーナビでよく見かけるNaviConってなに?
最近、「NaviCon対応」を謳うカーナビが増えた。純正でも国内メーカーにはNaviCon対応カーナビがあるし、市販ナビも、殆どの会社がNaviConに対応してきた。そんなNaviConとは、いったいなに? というのが今回のテーマだ。NaviConはデンソーが開発。iOS用、Android用の両方あり
Android、iOSの両方に対応
スマホアプリは、Android用、iOS用の両方あり。ただし両方のOSに対応しているカーナビもあれば、iOSのみ対応のものもある。この辺は各カーナビメーカーのWebサイト等で確認のこと。またスマホとカーナビの接続方法だが、ケーブルを使った有線接続とBluetoothによるワイヤレス接続の2通りあり、これもカーナビ側の対応に依存する。そんなNaviConだが、最大の魅力は、連携アプリが充実していることだ。正確な数は不明だが、有料/無料含めて、2016年9月時点でiOS用は180種類以上、Android用も150種類以上あるなど豊富だ。ユーザーは、豊富な連携アプリの中から用途に合ったものを選んで検索し、簡単な操作でNaviConに転送。さらにNaviConからカーナビに転送して、目的地に設定できるわけだ。
操作は思いのほか簡単
では、実際の操作方法を、無料の「今昔散歩(現在配信停止中)」というアプリを例にとって解説しよう。このアプリは、現代、明治時代、江戸時代の地図を切り替えてみられるもの。エリアは東京都内に限られるが、歌川広重「名所江戸百景」をはじめ、歴史的に重要な場所や有名な出来事があった場所を検索したり、写真や資料を見ることができる。歴史好きにはありがたいアプリだ。江戸時代の地図と歴史的に重要な地点がわかる
右下のNaviConへにタッチすればナビコンが立ち上がり目的地設定が簡単にできる
NaviCon連携アプリはとても便利
NaviConを使うメリットは、スマホで事前に検索操作ができるので、車内に乗り込んでからの検索操作の時間を短縮できること、多彩なNaviCon連携アプリの中から用途にあったアプリを使えること、アプリ側の情報更新で、最新スポットにも対応できることなどだ。公式・世界遺産日光観光ガイド
NaviCon連携アプリは、有料/無料を含めてさまざま。富士山世界遺産マップや公式、くまモンのくまもとガイドのようなエリア限定のものもあれば、トイレなう、Wi-Fiチェッカー、道の駅サーチのような用途別のもの、ラーメンチェッカー、全国B級グルメ メガマップなどのグルメ情報など多彩だ。
ユーザー同士で地点やルートの共有もできる
その中からアプリをいくつか紹介しておく。まず「日本遺産 人吉球磨」。これはTVや雑誌で紹介されたスポットが簡単に見つかる定番の無料アプリ。同様の検索データを収録したカーナビもあるが、旅先で行きたいスポットが多くて迷ったとき「TVや雑誌で紹介された」は、判断基準のひとつになるので便利。情報量も多く、NaviConユーザーなら持っておいて損は無い。アルパインはビッグX EXユーザーのために専用のNaviCon連携アプリを開発
アプリを紹介しているときりがないので、その他のアプリはここを参照いただくとして、NaviConを活用すれば、探したスポットをメールで送信して、他のNaviConユーザーと地点を共有したり、ルートプランを共有できたりもできるから、グループ・ツーリングにも便利。NaviCon対応カーナビをお使いの人は、ぜひ活用したいアプリだ。
・NaviCon