【長者町会場周辺】
■純喫茶クラウン昭和27年創業の老舗喫茶。シャンデリアや革張りソファなど豪華な調度品は、かつてのゴージャスな社交・商談の場の空気を今に残しています。トリエンナーレの展示会場のひとつでもあり、新美泰史の作品が壁を彩ります。
都心の真ん中にありながら大木が店舗に寄り添うようにそびえる外観、半分ひび割れたまま放置されている看板など、渋すぎる昭和遺産的ムードは、かつて日本三大繊維問屋街として栄華を極めた長者町という町の変遷を体言しているとも言えます。
非常にマイペースな営業形態のため開店時間はまちまち。メニューはドリンクのみで種類も限られています。開いていればラッキー、くらいの寛大な気持ちでお立ち寄り下さい。
・住所:名古屋市中区錦2-14-2
・ TEL:なし
・ アクセス:地下鉄伏見駅より徒歩5分
・ 営業時間:7:00~17:00(土曜は12:00~)
・ 定休日:日・祝
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■伏見珈琲館
名古屋で2番目に古い昭和32年開通の伏見地下街。トリエンナーレ出品作家、打開連合設計事務所によって通路や壁がブループリントによるトリックアートとなっています。
この昭和の香り漂う地下街のムードにマッチしているのが伏見珈琲館。わずか15席の小さな店で、ピンク電話など時が止まったかのような雰囲気の中まったり過ごせます。
ブレンドコーヒーは名古屋の老舗では珍しい苦味がさほど強くない淡麗系。すっきり飲みやすいのが特徴です。
・住所:名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街
・ TEL:052-211-3060
・ アクセス:地下鉄伏見駅より徒歩1分
・ 営業時間:7:30~17:30
・ 定休日:日祝休
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【白川公園エリア】
■ボンドコーヒー自家焙煎・ネルドリップの本格派コーヒーを味わえる昭和37年創業の老舗。コーヒーと相性抜群なのが、名古屋名物の小倉トーストです。良質の小豆を使ったしっかりした甘みのあんこがたっぷり。サクサクした歯ざわりが小気味よい厚切りの山型パンと実にマッチしています。
2人がけテーブル主体の小ぢんまりとした空間で落ち着いたひとときを過ごせます。
・住所:名古屋市中区栄1-11-6
・ TEL:052-231-8474
・ アクセス:地下鉄伏見駅より徒歩3分
・ 営業時間:8:00~19:00
・ 定休日:不定休
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【納屋橋エリア】
■KAKO 三蔵店店長が毎日午前中たっぷりかけてハンドピックする自家焙煎のコーヒーは何とお替わり自由。深煎りでガツンと来る苦味がありながら後味がすっきり。確かにお替わりしたくなる自慢の一杯です。
自家製のパンのおいしさにも定評があり、お昼過ぎには主要なパンは売切れてしまうほど。中でも人気が高いシンプルなカイザーロールに、小倉あんをトッピングできるモーニングセットがお薦めです。
・住所:名古屋市中村区名駅南1-10-9
・ TEL:052-582-3780
・ アクセス:名古屋駅、地下鉄伏見駅より徒歩15分
・ 営業時間:7:30~19:00
・ 定休日:無休
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【岡崎エリア】
■喫茶・レストラン 丘壁から天井から空間すべてがキンキラキン&不思議な幾何学模様に埋め尽くされているキッチュな内装に度肝を抜かれてしまいました。店そのものがトリエンナーレ出品作品にも負けないインパクト抜群のインスタレーションになっています。アートの島・直島の大竹伸朗の銭湯を彷彿させる、なんて言ったら言いすぎでしょうか。
場所は名鉄東岡崎駅から康生会場へ向かう途中。カレーから定食まで食事メニューが豊富で、意外や使い勝手のよいのも高ポイントです。
・住所:岡崎市唐沢町1-29
・ TEL:0564-23-3937
・ アクセス:名鉄東岡崎駅より徒歩10分
・ 営業時間:7:00~19:30(土・祝日は8:00~19:00)
・ 定休日:日
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喫茶店がテーマのトークイベントも
筆者はあいちトリエンナーレのパブリックプログラムの中のクロスキーワードというトークセッション企画で「喫茶店文化にみる愛知気質」という講演を行います。9月8日(日)14:00~15:30、愛知芸術文化センターアートスペースGにて。予約不要・無料ですので、ご興味ある方は遊びに来てください。あいちトリエンナーレ2013
【関連ガイド記事】
「あいちトリエンナーレが開幕!(栄・長者町編)」
「あいちトリエンナーレが開幕!(岡崎エリア他編)」