プラナカンのビーズシューズやケバヤが揃うルマー・ビビ
プラナカンの工芸品のような華やかな外観でひときわ目をひくルマービビの外観。建物は1928年に建てられたもの
建物の中にもプラナカンの暮らしがうかがえるインテリアなどがありおもしろい。オーナーのビビさんは気さくな方なので色々話を聞いてみて
マレーと中国の文化が融合して生まれたプラナカン文化を今に伝えるカトン地区。ショップハウスと呼ばれる建物が残り、古き良きシンガポールの匂いのするこの地区では、プラナカン独自の食や工芸品ショッピングが楽しめます。
ルマー・ビビはカトン地区の中心的場所でもある、イーストコーストロード沿いで一際目をひくショップ。綺麗に手入れされたこの店舗は、1928年に建てられたというショップハウスを利用していて、プラナカン文化華やか知り頃の面影を残しています。
プラナカンの女性のたしなみでもあるビーズ細工はかなり細やか。花などをモチーフにしたデザインが彩られている
こちらで人気なのは、色とりどりのビーズのサンダル。ビーズ細工はプラナカンの女性の大切なたしなみのひとつ。細やかなビーズをひとひとつ手作業で縫いこんでいくプラナカンを代表する工芸品でもあります。
一時はすたれかけた技術ですが、今ではプラナカンの子孫の方々により大事に受け継がれています。タイミングが良ければ作業を見学することもできますよ。サンダルは細工の細やかさなどにより値段に幅がありますが、だいたい100シンガポールドル前後から購入できます。
南国の日差しから肌を守りつつ軽やかで涼しい。色合いの美しさも魅力的
もうひとつ、特に女性におすすめなのがケバヤと呼ばれるプラナカンの女性が身にまとう衣裳。色とりどりの軽やかな生地に細かい刺繍が施されていて、とても華やか。ジーンズなどと合わせても、南国シンガポールの街に映えそう。ちょっとしたパーティーに羽織っていくのもいいですね。こちらも安いものなら100シンガポール前後から購入が可能です。シューズと揃えてみてもいいかもしれませんね。
独特の優しい色合いのプラナカンの陶器たち。こちらでもカップやスプーンなどを販売している
他にも、プラナカンのお菓子やピンクなどの柔らかい色調が独特な陶器なども販売しています。また、こちらのショップオーナーのルマさんはビーズ工芸や刺繍はもちろん、プラナカンのお料理の先生としても有名で、ショップ内でお料理教室なども開催されています。プラナカンの工芸品、ちょっと気になるなぁ。という観光客には、まず訪れてほしいショップです。
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Rumah Bebe
住所:113 East Coast Rd
TEL:6247-8781(+65)
営業時間:9:30~18:30
定休日:月
アクセス:MRTユーノスから徒歩約15分