「あまちゃん」東京編は座長の競演!?

アイドルを目指し上京したアキが東京編で出会う人々。

アキの母親・春子(小泉今日子)と過去にイロイロあったらしい芸能事務所・ハートフルの社長、太巻こと荒巻太一役の古田新太さんは、発売の瞬間に、関東・関西共にチケットが売り切れになる超人気劇団「劇団 新感線」の看板俳優。その芸能事務所・ハートフルでちょっと抜けてるチーフマネージャー、河島耕作を演じるマギーさんは、2002年に解散した「ジョビジョバ」の中心メンバーとして活躍。解散後は俳優業以外にも脚本家や舞台の演出家としても活動しています。

そして、若春子(有村架純)とアキ、親子二代のバイト先である原宿の純喫茶・アイドルのマスター、甲斐さんを演じるのは、大人計画の主宰であり、「あまちゃん」脚本家の宮藤官九郎さんの師匠でもある松尾スズキさん。北三陸篇に比べると、舞台チームからの参加が少し少ないかな……とも思える東京編ですが、その濃度の高さは半端じゃありません。

アメ横

東京編はここから始まりました


この他にも、春子役の小泉今日子さんは井上ひさし作品や清水邦夫・作「楽屋」等の舞台に積極的に参加していますし、夏ばっぱ役の宮本信子さんも数多くの舞台作品に関わっています。「あまちゃん」きっかけで’あの眼鏡にきゅん!となる’と女子の心を萌えさせている松田龍平さん(水口琢麿役)は、2009年にクドカン作・演出の「メカロックオペラ R2C2」に出演し、この秋は昭和の骨太な劇作家・三好十郎作品「冒した者」への参加が決定。アキに冷たくされても彼女を見守り続けるヒロシ役の小池徹平さんは10月にソンドハイム作曲のミュージカルに挑戦します。

更にさらに更にっ!(はあはあ……)映像で活躍する印象が強い薬師丸ひろ子さん(鈴鹿ひろ美役)とアキの父・正宗役の尾美としのりさんは宮藤さんのユニット「ウーマンリブ」の舞台、「七人の恋人」で共演していますし(薬師丸さんはナレーション担当)、北鉄をこよなく愛する菅原大吉役の杉本哲太さんは2004年の蜷川幸雄演出作品「シブヤから遠く離れて」で小泉今日子さんと一緒に舞台に立っているのです。

渋谷

この近くであまちゃんが撮影されていました
 

唯一の人とは!? そして半沢直樹のあの人も実は……

「あまちゃん」の出演者から10代、20代前半のキャストを除くと、その殆どの出演者が舞台出身か、積極的に舞台に立っているというこの状況……近年、主に小劇場出身の役者さんのドラマ界への進出が目覚ましいと言っても、これはかなりの舞台人濃度! ちなみに若手を除いたレギュラー&準レギュラー出演者の中で、舞台のキャリアが確認できなかったのは……何と、足立先生役の平泉成さんお一人でした!(よしえ役の八木亜希子さんは三谷幸喜さんとPARCO劇場「ラブレターズ」、無頼鮨の大将・梅頭役のピエール瀧さんはシティボーイズリミックスの舞台に出演しています。)

現在、同じく大ヒット中のドラマ「半沢直樹」に主演する堺雅人さんも、元々は早稲田大学の出身者で作った即興演劇(インプロ)の劇団「東京オレンジ」の出身。自分の全てが曝け出されてしまう稽古場で、長い時間をかけて共演者やスタッフとコミュニケーションを取り、全員で1つの作品を作り上げる経験を積んだ舞台人たちが、今後も沢山の演技の武器や小ネタの引き出しを抱えて、映像の世界にガンガン進出してくるのは間違いないのではないでしょうか。

視聴率も絶好調! 80年代アイドルの象徴ともいえる松田聖子さんの出演もささやかれている「あまちゃん」。若手俳優陣のフレッシュな魅力と共に、周囲を固める舞台人たちの活躍も要チェックです!

 



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