LIXILは、東京都および大阪府に住む、普段から節水を心がけている主婦824名を対象に、節水に関する意識調査を実施。調査結果からは、主婦の節水意識の高さが読み取れます。
■調査の概要
調査方法:インターネット調査
対象エリア:東京都、大阪府
調査対象:普段から節水を行っている20代から50代の主婦(既婚女性)
サンプル数:824名(各地方、各年代それぞれ103サンプル)
調査実施期間:2013年7月17日~2013 年7月18日
調査実施機関:マクロミル
節水理由は「水道料金を抑えるため」。異常気象により意識は高まる
少ない水でキレイに洗い流すための新機能を搭載。強い水流と、それをコントロールする便器の特殊な形状により、4Lの洗浄水すべてを便鉢のすみずみまで行き渡らせ、しっかり汚れを洗い流す。[SATIS(Gタイプ)]
しかし、多くの方が「今年は昨年以上に節水が必要(84.6%)」と感じています。その理由は、「少雨で水不足になることが予想されるから(52.0%)」「猛暑だから(12.8%)」「昨年より節約したいから(10.3%)」など。少雨や猛暑などの異常気象によって、環境問題への意識も高まっているようです。
節水を意識するのは、お風呂とキッチン
日常の中で節水を心がけているのはどのよう場面なのでしょうか。最も多いのは「風呂に入るとき(86.0%)」、次いで「台所を使うとき(82.6%)」。「洗面所を使うとき(69.4%)」や「洗濯をするとき(68.8%)」、「トイレを使うとき(38.1%)」という結果に。どのような方法で節水を心がけているかというと、お風呂では、「髪や体を洗うとき、シャワーの水を出しっぱなしにしない(87.4%)」、台所では「野菜などを洗うときに、水を出しすぎないようにする(65.8%)」、洗濯の際には「お風呂の残り湯を洗濯に利用する(56.4%)」、トイレでは「大と小のレバーを使い分ける(51.3%)」がそれぞれで最も多い回答になっています。必要以上の水を使わず、適正な水量で、できれば再利用して、節水を実行しているということでしょう。
使用量が多いと感じているのはお風呂。しかし実際はトイレ
シャワー内部の羽根車がシャワー穴の半分を塞ぎながら高速回転することで、節湯と浴び心地のよい大粒化を実現。使い勝手は変わらずに従来のシャワーと比較すると約35%の節水・省エネ効果に。[エコフルシャワー]
トイレでの節水方法としては、「大と小のレバーをきちんと使い分ける」「トイレ時の音を消すための水を流さない」「2度流しをしない」などを行っているようですが、お風呂や台所に比べると、水量を意識し難く、節水したくても方法が少ない、ということもあるかもしれません。トイレ機器の機能に左右される部分が多いので、新築やリフォームを検討しているのであれば、節水性に関しては、しっかりと確認しておくことが大切でしょう。
次ページでは、「節水疲れ」や取り入れたい節水機器などをみていきましょう。