映画/口コミでおすすめのサスペンス・ミステリー映画(邦画)

運命は変えれても背負った宿命までは……「砂の器」

ハンセン氏病に対して激しい偏見と差別があった時代、患者である父と幼い息子は故郷を追われ遍路の旅に出ます。20年後、行方不明だった息子は戸籍を偽ってまったくの別人となり……。この映画は原作者の松本清張が「原作を遥かに超えている!」と感嘆したほどの作品です。公開から40年以上経った今でも、間違いなく日本映画の5本の指に入る名作だと言えるでしょう。

投稿記事

原作者の松本清張が感嘆したほどの作品

■作品名
砂の器(1974年)
■監督
野村芳太郎
■脚本
橋本忍、山田洋次
■出演
加藤剛、島田陽子、加藤嘉、緒形拳、丹波哲郎
■DVD/Blu-ray発売元
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)


お気に入りの小説が映画化され、あまりにも原作とかけ離れた内容に
がっかりした事はありませんか? この映画は原作者の松本清張が
「原作を遥かに超えている!」と感嘆したほどの作品です。
公開から40年以上経った今でも、
間違いなく日本映画の5本の指に入る名作だと言えるでしょう。

ハンセン氏病に対して激しい偏見と差別があった時代
患者である父と幼い息子は故郷を追われ遍路の旅に出ます。
行く先々の村でも立ち入る事を拒否され暴力まで受けます。
日本の原風景とも言うべき四季の風景をバックに
過酷な放浪の旅が続きます、セリフは一切ありません。
美しくなぜか懐かしさを感じるテーマ曲「宿命」だけが流れる中
父と子の愛情、絆に胸を打たれ、涙なしには観れません。

20年後、行方不明だった息子は戸籍を偽り、まったくの別人となり
世にでます、天才ピアニスト和賀英良として……。

すべてを捨てて別人となった彼の元に
過去の自分を知る人物が現れた時、
消し去りたい過去と背負った宿命から逃れる為に
彼がした事とは……!?

そして捨てられた父親が息子に示した究極の愛とは……!?

多くは語りません、
腰を据えてじっくりと観る事だけをお勧めします。

 

【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで洋画・邦画の DVD をチェック!楽天市場で洋画・邦画の DVD をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます