政治的陰謀に巻き込まれていく、私立探偵ジャック・ニコルソン
■作品名チャイナタウン (74年)
■監督
ロマン・ポランスキー
■主演
ジャック・ニコルソン
■DVD/Blu-ray発売元
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
アメリカン・ニューシネマと言えばこの人、ジャック・ニコルソン。
個人的に好きな俳優さんのひとりですが、例えば「イージー・ライダー」でのアル中弁護士役、また「さらば冬のかもめ」でのビリー軍曹、あるいは「カッコーの巣の上で」でのマクマーフィ(主人公)と、強烈なキャラを演じるのが得意なように思います。
本作では私立探偵を演じていますが、とにかく内容がキツい。
最初は「単なる浮気調査」のはずが、どんどんスケールが大きくなっていき、最終的にはある政治的陰謀につながっていきます。
また、映画で描かれる「チャイナタウン」の、荒涼とし、虚無に満ちた雰囲気も非常に印象的、かつやはり、キツいです。
ポランスキーを語れるような玄人では全然ない、むしろ彼の作品を正直あまり観ていない私が勧めるのもなんですが、70年代のアメリカ=ベトナム戦争以後のアメリカの闇の一端を垣間みれる映画として、単純に挙げてみました。