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ボンドが宇宙へ!SF要素満載の「007ムーンレイカー」

007シリーズ「007 ムーンレイカー」は1970年代の最後の作品であり、SFアクションと思えるほどSF要素が満載です。おすすめの理由は、宇宙に繰り出したスケールが大きい物語。前作にも登場した憎めない悪役ジョーズ、ボンドカーの代わりに登場した特殊装備を備えたボートとゴンドラです。

投稿記事

世界的なSFブームの影響を受けた007作品

■作品名
007 ムーンレイカー
■監督
ルイス・ギルバート
■主演
ロジャー・ムーア、ミシェル・ロンズデール、ロイス・チャイルズ、リチャード・キール
■DVD/Blu-ray発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

007シリーズ「007 ムーンレイカー」は1970年代の最後の作品であり、SFアクションと思えるほどSF要素が満載です。おすすめの理由は、宇宙に繰り出したスケールが大きい物語。前作にも登場した憎めない悪役ジョーズ、ボンドカーの代わりに登場した特殊装備を備えたボートとゴンドラです。

宇宙スケールの物語

007シリーズというのはスパイアクションですが、今作は1977年に公開されたスターウォーズによって、世界的なSFブームの中で製作されたという背景があります。007シリーズはその影響を受けて、ボンドがスペースシャトルに乗って宇宙へ飛び出し、最後はレーザーガンで撃ち合うシーンまで登場します。

今から見れば、無重力を無視した宇宙空間、敵の宇宙船の中など荒唐無稽と笑える建物セットではありますが、それは現代の宇宙的な価値観であって、1970年代ではこれでも宇宙というものを感じさせてくれたのでしょう。

その中で、いつもの007シリーズらしいところはオープニングでパラシュート無しで飛行機から突き落とされるシーンです。

前作にも登場した憎めない悪役ジョーズ

前作「私を愛したスパイ」で、列車のクローゼットから出てきた冷酷無比の殺し屋のジョーズ。演じた役者はリチャード・キールですが、前作で大評判となり、今作でも出演しています。

さらに、今作では女性に恋をしたり、改心してボンドの味方となって共闘したりするので、キャラクター変わりすぎだろうと突っ込むところ満載です。

特殊装備を備えたボート

今作もお約束の秘密道具が色々登場するのですが、面白いのは特殊装備を備えたボートとゴンドラです。通称はQボートとボンドラ呼ばれています。

ボートは浮遊型水雷と誘導魚雷という兵器を装備しており、敵のボートを撃沈するシーンがあります。

ゴンドラはエンジンとスクリューと装備しており、高速航行が可能。このゴンドラでヴェネツィアの運河を突っ切るシーンがスピード感あっておすすめです。

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