住宅を造る時に、お風呂にこだわる方は多いと思います。気持ちいいお風呂にするためには、どうしたらいいか。システムバスにおいても、オーダーで造るお風呂にも自分好みのお風呂にするためのノウハウがありますので、ここではオーダーで造る風呂の場合をお伝えいたします。

自分の想いを膨らませる

「気持ちいいお風呂を造るために オーダー露天風呂編」で書いたこととだぶるのですが、どんなお風呂がほしいかということを具体例でもいいですし、抽象的な言葉でもいいので、自分の想いが伝わるように建築家や設計者に投げかけてみましょう。想いが伝われば、さらに話し合いながら良い物を造っていくと良いでしょう。
下のスケッチは、旅館のようなお風呂が欲しいという要望を元に、このようなスケッチを何度か繰り返し、お互いのイメージを確かめていきました。
ラフスケッチとイメージ写真で打合せ

ラフスケッチとイメージ写真で打合せ


浴槽選び

想いが伝われば、次は浴槽選びです。浴槽とひとことで言っても、人造大理石製、FRP製、木製、ホーロー製、ステンレス製、鉄製、陶器一体製、タイル貼り製などがあります。人造大理石製・FRP製は、サイズ・形状とも種類が多く、身体にフィットするような微妙な曲線を出したり、肌触りが好まれたりしています。

人造大理石製、FRP製(ポリバスとも呼ばれています)などは、各浴槽メーカーのショールームに行くと多く展示してあり、実際に触って、中に入って確かめることができます。足が伸ばせるかとか、背中へのフィット感とか、お湯の量を想定してゆったりと入れるかどうかなど、確認しておくことをお勧めいたします。

人造大理石製は、細かく分けるとアクリル製・ポリエステル製・ビニルエステル製がありますが、メーカーは表記していないのが多いです。それはどれも性能が大きく違わないからで、あとは実際にFRP製も含め、見た目や触った感覚で好みのものを選ぶといいと思います。メンテナンスも特殊なよごれで無い限り、毎日お風呂上がりにお湯を抜いて、表面に付いた汚れを、スポンジで軽くシャワーと共に落として乾燥させるだけで大丈夫です。

木製、ホーロー製、ステンレス製、鉄製、陶器一体製、タイル貼り製については、需要は少ないですが、それぞれ特長があり、一点物という感覚もあるので一部の方には好まれています。

大きさに関しては設計者に相談をしましょう。設計者が適切だと思っている大きさがあり、それよりも大きな浴槽を希望すると、洗い場が狭くなったり、おさまりが悪くなったりするからです。でもその場合でもどうしても浴槽の大きさを優先したい場合は、設計者に相談し良い案を検討してもらいましょう。

アクリル系人造大理石浴槽

アクリル系人造大理石浴槽

次のページ以降では、木製、鉄製、陶器製、タイル貼り製について具体的にお話いたします。