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蚊の攻撃から、子どもを守れ!(2ページ目)

大人よりも子どものほうが蚊に狙われやすいということは、よく言われていると思うのですが、それだけではなく、一般に、大人に比べて、子どもは、蚊に刺されたときに重症化しやすい傾向があるので、余計に注意が必要です。

執筆者:おおた としまさ

虫除けに関する勘違い!

でも実は虫、除け対策には勘違いも多いんです。ちょっと前まで、超音波で蚊を寄せ付けないという商品が堂々と売られていたのですが、効果がないことがはっきりして、販売中止になるということがありました。血を吸う蚊のメスはそもそも音が聞こえないんです。効果があるわけがない。

それから、殺虫成分をまき散らすファンが回転するタイプの器具を腰からぶら下げたり、シールを貼ったりということをやる人もいますが、あれらが効果を発揮するのは、そのアイテムから出た成分が、一定以上の濃度で子どもの周りに漂っていてくれる場合のみです。

風が吹いてしまったり、子どもが走り回ってしまったりしたら、成分が拡散して効果は発揮できないということを覚えておいてください。

アウトドアで、蚊の攻撃からこどもを守るためには、虫除けの薬を肌に直接塗るべきです。虫除けの成分のディートが人体に有害であるとして、気にする人もいるのですが、よほど大量に吸い込まなければ大丈夫だといわれています。刺されて、小児ストロフルスを発症してしまうリスクのほうが大きいはずです。

気にするのであれば、スプレータイプではなく、直接肌に塗るタイプを選べば、吸引するのを最小限にすることだできるでしょう。ちなみに天然成分の虫除けというのもありますが、効果はディートを使用していくものに比べれば落ちます。しかも、天然成分だからといって肌に優しいとは限りません。

普通なら以上でいいのですが、蚊がうじょうじょといる藪の中を歩くような場合はどうでしょう。カブトムシを捕りに行ったりという場合ですね。そういうときに一番いいのは、長袖長ズボンです! 少々暑くても、体中かに刺されて、真っ赤に腫れてしまうよりはましでしょう。

たかが蚊、されど蚊。蚊を侮らず、蚊の攻撃から子どもを守って、楽しい夏休みをお過ごしください。
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