急性出血性結膜炎の症状

急性出血性結膜炎

結膜に出血が見られる急性出血性結膜炎。充血ではなくて出血なので、べったりとした感じの赤さが特徴です

急性出血性結膜炎(きゅうせいしゅっけつせいけつまくえん、acute hemorrhagic conjunctivitis、AHC)。結膜に出血が見られるため、白目が非常に赤くなるのが特徴。充血ではなくて出血なので、べったりとした感じに赤くなります。

私自身、研修医時代になったことがある、思い出深い結膜炎です。病院で患者さんからうつって、他の患者さんにうつさないよう強制的に1週間の休みを取らされたのですが、365日休みなく働かされていた当時、内心嬉しかった記憶があります。自分の身で経験した分、詳しくなれたようにも思います。「急性」という言葉どおり、私自身も、朝は目のごろごろ感、昼はごろごろ感と多少の充血だけだったものが、夜になると白目が出血で全部べったりと真っ赤になるという症状を経験し、眼科医ながら驚きました。

その他の症状は流行性角結膜炎と同様ですが、私の経験では目やには流行性角結膜炎ほどは多くないと感じました。

私はたまたま自分でも経験してしまいましたが、日常の外来で、「これは間違いなく流行性角結膜炎ではなく、急性出血性結膜炎だ」と断定できるものはめったにありません。初期症状が流行性角結膜炎に似ていることもありますが、実際の患者さんの数も流行性角結膜炎と比較するとかなり少ないのではないかと考えられます。私自身も、前にいつ見たか覚えていないぐらいです。自分は週4日、1日150人以上の方の診察をしていますので、自分がそうだということは、よほど世の中に少ないのでしょう。

急性出血性結膜炎の治療法・予防法

流行性角結膜炎の治療と同様ですが、重症化して角膜炎に至ることは少ないと推定されます。点眼中心の治療を続けて、しっかり治しましょう。予防法に関しても、流行性角結膜炎と同様です。
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