好調の要因としては
- 銀行員も納得のリアルな設定
- 敵味方がはっきりして、最後は主人公が勝つ(だろう)勧善懲悪型ストーリーを展開
- そして堺雅人の鋭いしゃべり演技に支えられ主人公・半沢直樹のキャラクターが立っている
主じゃない要因として、初回からスタートダッシュがよかった要因としては『半沢直樹』という、主人公の姓名がタイトルになっているというインパクトも少しはあるかと思います。
多いのは時代劇に刑事・事件もの
主人公の姓名がタイトルなのは時代劇ではおなじみです。特に多いのは大河ドラマ。『源義経』『徳川家康』から昨年の『平清盛』まで。歴史上の人物だから知名度を生かせます。時代劇でも『丹下左膳』とか架空人物でも古くからのキャラクターも有名です。
刑事・事件ものはアメリカの影響
多くはないけどたまにあるのが刑事・事件もので、代表例は『古畑任三郎』。ただ多くは『沙粧妙子~最後の事件』『853~刑事・加茂伸之介』のように姓名になにかつけてしまいます。『刑事コロンボ』の原題は『Columbo』などアメリカの刑事・事件ものは原題では名前だけタイトルがかなりありますが、日本に輸入すると肩書きをつけてしまうのも同じ傾向です。
『刑事コロンボ』スタイルの『古畑任三郎』もシーズン1は『警部補 古畑任三郎』でした。これは最初から姓名のみにしたかったけど「それでは何のドラマかわからない、時代劇に間違われるかも」との意見により「警部補」をつけたそうです。日本人の親切心が説明をつけてしまうのでしょうか。
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