約5200点にも及ぶ浮世絵コレクションを所蔵
萩市出身の実業家、浦上敏朗氏が収集された浮世絵と東洋陶磁のコレクションを、山口県に寄贈されたことにより、1996年に山口県立萩美術館・浦上記念館が開館されました。約5200点にも及ぶ浮世絵コレクションは世界的にも有数で秀逸です。浮世絵コレクション
葛飾北斎、歌川広重、菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国貞と言った、江戸時代を代表する浮世絵師の名作から、幕末、明治時代に活躍した月岡芳年、豊原国周、楊洲周延、三代歌川広重らの作品までも含めた約5200点を所蔵しています。美術館では所蔵する浮世絵を、約1ヶ月に1度のペースで入れ替えて展示しています。
東洋陶磁コレクション
東洋陶磁は、原料(粘度)や異なる焼成方法によって、土器、火石器、陶器、磁器の4つに分類されますが、それぞれの時代、文化の違いを反映し、様々な展開を見せてくれます。ここのコレクションは、中国陶磁は新石器時代から明時代まで、朝鮮陶磁は高麗時代と朝鮮時代、日本の陶磁は江戸時代のもので、約500点ものコレクションです。陶芸コレクション
400年の歴史を有する萩焼。その萩焼を培った場所柄、近現代の陶芸作品約540点を所蔵しています。この陶芸コレクションは2010年に、萩焼をはじめとする陶芸振興を目的に、「陶芸館」として新たにこの美術館に増築されました。イベント
萩市と中国山東省の友好関係を基に、中国考古、文物関係の特別展示が頻繁に行われているのが特徴です。毎月の特別展示やイベントに関する情報はこちらのHPからどうぞ。■山口県立萩美術館・浦上記念館
住所:山口県萩市平安古586-1
TEL:0838-24-2400
閉館日:月曜日(ただし、祝祭日の際は開館)、年末年始、展示替え期間
開館時間:9.00-17.00
入場料:普通展示 一般大人300円/学生200円
ただし特別展示は展覧会によって料金が異なります。
公式HP : http://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/index.html
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