境内には、開国にいたるドラマが物語られているコレクションが数多く展示

 

 

了仙寺は、静岡県下田市に建つ日蓮宗の寺院ですが、江戸時代の幕末には歴史的に重要な役割を果たしました。アメリカから来日したペリーと徳川幕府は、日米和親条約の付属条約となる下田条約をこの寺院で締結しました。

1854年に日米和親条約が締結され、函館と下田の港が海外に向けて開かれました。下田港にはペリー艦隊の船が、続々と入港するようになりました。

了仙寺で下田条約が締結され、アメリカ人に「遊歩権」が与えられ、下田の住民に混ざってアメリカ人が日常生活を送るようになります。下田は江戸時代の幕末に、日本の海外化を牽引する街となったのです。

境内には、了仙寺宝物館、黒船美術博物館が併設され、様々な角度から開国にいたるドラマが物語られています。ペリー、黒船、南蛮、異文化交流をテーマとした肉筆画や版画、書簡、雑誌などのコレクションが数多く展示されています。学校の歴史の教科書には書かれていないことが多数紹介され、生々しい証拠物件に歴史への興味が湧いてきます。
 

 

 

 

幕末の資料ばかりではなく、境内の奥には古墳時代に作られたと伝わる横穴古墳が残されています。また、境内から参道にはアメリカジャスミンが植樹されているため、「ジャスミン寺」の別名も持っています。

■了仙寺
住所:静岡県下田市3-12-12
電話番号:0558-22-2805
料金:大人 500円、小人 150円
営業時間:8:30~17:00
定休日:年中無休
アクセス:伊豆急下田駅から徒歩10分
HP:www.izu.co.jp/~ryosenji/

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。