サークルKサンクスのシェリエドルチェ

サークルKサンクスの「シェリエドルチェ」シリーズ

コンビニスイーツの品質を劇的に飛躍させたのには、スイーツのPB(プライべートブランド)の発展が大きく寄与しています。一昔前は、コンビニでは大手の製菓メーカーが製造したスイーツを陳列しているケースがほとんどでしたが、製菓メーカーの協力を得てオリジナルの商品を開発することで、他店との差別化を図ろうとする動きが目立ってきたのです。

 2009年、コンビニスイーツ戦国時代の幕開け

コンビニ各社のPB(プライベートブランド)の登場時期を年表にすると、以下のようになります。
ミニストップのベルギーチョコパフェ

ゴージャスなデコレーションに気分がアガル!ミニストップの「ベルギーチョコパフェ」」

実は、コンビニスイーツのPBはすでに10年以上前に登場していましたが、各社の動きが活性化してきたのは2006年以降のこと。しかしその間も、セブン-イレブンのオリジナルスイーツ「とろりんシュー」が2000年に発売されて人気商品となるなど、スイーツ強化の動きは各社で進んでいました。そして2006年以降、わずか3年余りでコンビニ各社のPBのスイーツが急速に発展。各社のPBが出揃った2009年は「コンビニスイーツ元年」とも言われ、メディアでも話題になりました。それまで独身男性が主要客層だったコンビニにスイーツ目当ての女性客を取り込みたいという各社の狙いは見事大当たりし、コンビニの新しい可能性を切り拓くアイテムとして現在も市場は活況を呈しています。

市場規模は約1812億円 チルド和菓子は前年比121.7%の伸び

富士経済が調査した「スイーツ市場のチャネル別需要分析調査2013」によると、2013年のコンビニスイーツの市場は1812億円(前年比102.5%)。コンビニスイーツが注目されてから数年が経過し、現在は次々に新商品が発売されるなど市場は安定した推移を見せており、2013年は前年比2.5%増が見込まれています。

セブンイレブンの和菓子

セブン-イレブンのチルド和菓子「中からとろ~り 包みみたらし」(120円)

中でも今後、伸びしろが期待されているのがチルド和菓子のカテゴリー。大震災以降、主婦層や高齢者など幅広い層がコンビニを利用するようになったことも追い風となり、各社がチルド和菓子のブランドを立ち上げた2012年は、前年比29.6%増の伸びを見せています。

そして2012年以降は、コンビニスイーツに各社の個性が色濃く出始め、差別化を進めている真っ最中。新商品の開発にもさらなる拍車がかかっています。

>>さて、気になるコンビニ各社の最新動向は!?