“本当の恋愛”をしてみませんか？(2ページ目)

本当の恋愛を勘違いしてない？

中には、恋愛に幻想を抱いている人もいます。
過去にこういったお悩み相談をいただきました。

「結婚して、子どももいます。育児も忙しいし、主人も私を支えてくれています。でも、今まで本当の恋愛をしてこなかったことに気付きました。外で、心の満たされる本当の恋愛をしたいと思っています。どうしたらいいでしょうか？」（仮・Bさん）

Bさんの言う「本当の恋愛」とはなんでしょうか？
家族を裏切っても構わないと思うほど自分勝手な人に、本当の恋愛ができるのでしょうか？

まず、「心を満たす方法は、外で恋愛をするしかない」と思うこと自体が短絡的な発想ですし、愛を勘違いしています。愛を勘違いしている時点で、本当の恋愛は難しいでしょう。

ハッキリ言ってしまえば、仮にBさんが外で不倫をしたところで、心が満たされることはほぼありません。

自分の内側に愛がないからです。そして、愛情は外からもらえれば増えるものではなく、自分の内側から増やしていくものだからです。

Bさんは、「本当の恋愛をしたい！」と言っておきながら、一番、愛から程遠いことを望んでいます。本当に心を満たされたければ、今、目の前にいる“愛さなくてはいけない存在”に愛を注ぐことです。

そうすることで、自分の内側に愛を増やすのです。その結果、わざわざ外で不倫をしなくても、心は満たされるはずです。

愛情は外からではなく、自分の内側から増やすものです。

人を愛せば愛するほど、自分の内側に愛が増え、充実感を得られます。
逆にいくら人から愛されたところで、自分が相手を愛さなければ、心が満たされることはありません。

本当の意味で、自分の内側に愛を増やすためには、「自分が人を愛すること」しかないのです。愛せない人が本当の恋愛なんて、できないのです。