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リフォーム体験レポ「内窓の断熱性は凄いのか?」

省エネリフォームのお手軽アイテムとして認知されつつある内窓。二重サッシとも呼ばれ、窓の内側にもう一つ窓を取り付けるだけなのですが、断熱性がグンとアップするというのです。そこで今回は、内窓の実力を体感すべく、ガイドの自宅に実際に設置してみましたので、その断熱性をレポートします。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

太陽の日差しが厳しい季節、窓に近寄っただけで暑さを実感することがあると思います。一般的な窓ガラスは太陽の光と一緒に暑さまでも取り込んでしまい、住まいの断熱性を低下させます。

そんな中、工事が1~2時間で済み、比較的お手頃な費用で暑さ・寒さをブロックできると評判なのが「内窓(二重サッシ)」です。今回、私の自宅に実際に「二重サッシ」を設置し、赤外線サーモグラフィを持ち込み、その実力を調べてきましたのでご紹介いたします。

わずか0.63平米の小さな窓なのに…

窓(施工前)

玄関脇の小さな窓なのですが、実は我が家の室温に大きな影響を与えていました。

私の自宅は築16年の一戸建て住宅です。今回、内窓を設置することにした箇所は、玄関入ってすぐ脇についている幅75cm×高さ84cmの小さい窓。小さい窓なのですが、実はこれが我が家の暑さ・寒さに大きな影響を与えていました(ということも、設置した後で分かったのですが…)。

普段は全く気にならないのですが、建物の西側に位置している窓のため、真夏の強い西日が照りつける日は、窓からジリジリとした暑さが伝わってきて、玄関だけでなく廊下全体がムワッとしていましたし、冬は冷気が窓を通して伝わってきて、暖房をかけている部屋から廊下に出ると、思わずゾクッと震えてしまうようなこともありました。

※念のために言っておきますと、我が家はもう16年経過していますが、新築当時としては割と高性能の断熱材を充填していましたので、壁の断熱性が著しく悪いということではありません。

取付1時間!費用は4万円程度!

内窓取り付け中

取り付けはわずか1時間弱。事前の寸法チェックをしっかりしておけば、工事は本当にスムーズです。

早速取り付けることにしましたが、事前に採寸を確実に行っておけば、取り付け工事は実に簡単です。わずか1時間程度で終わってしまいました。

一般的なリフォームは既存部分をある程度剥がしたり、解体したりする必要があるのですが、内窓の設置では通常、今の窓枠の内側にもう一つの枠を取り付けるため、既存窓枠が傷んでいない限り、サイズ通りに工場で生産された内窓がスムーズに取り付けできるという訳なのです。

今回我が家で採用したのは「複層ガラスタイプ」でしたが、費用は取付工事費も合わせてわずか4万円程度。我が家の断熱性が向上するかどうかを試す上でも、お手軽な費用と言えそうです。

次のページでは、窓から侵入する熱を赤外線サーモグラフィーで調査した結果をお知らせいたします
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