プジョー/プジョー

プジョー208にスポーティな208GTiとシックな208XY(2ページ目)

2012年秋より日本に導入されているプジョー208に、2013年5月、ピュアスポーツモデルの「208GTi」と、ラグジュアリースポーツモデルの「208XY」という2つの個性が加わった。208GTiは、1980年代に名声を博した「205GTi」をオマージュしたモデル。208XYは、スポーティさに加えエレガントさを追求したモデル。それぞれの持ち味をレポート。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

他社とは一味違ったセンスを感じさせる208XY
プジョー208XY

208XYにはクロームの格子を持つ専用フロントグリルを採用。よりクロームの輝きを強調する光沢のあるブラックのバーをグリル下部に配する。

一方の208XYは、パノラミックガラスルーフや特別なカラーコーディネートを施したラグジュアリースポーツとして仕上げられています。208GTiとの間には上下関係があるわけではなく、横並びの位置づけとなり、お互いが執筆時点での208シリーズの頂点ということになります。269万円という価格には、208GTiと比べて大幅に安いというよりも、従来の208GTに対して数々の付加価値を持ちながらも、わずか11万円しか高くないことに驚かされます。

個性的な「パープルナイト」と「ダークブルー」という2色が用意されたボディのいたるところにクロームがちりばめられたエクステリアだけでなく、ブロンズ色とクロームトリムを組み合わせたインテリアも非常に印象深いもので、他のメーカーとは一味違った独特のセンスを感じさせます。
プジョー208XY

208XYのテーマカラーであるパープルのステッチを随所に施すとともに、ドアトリムやエアコンの吹き出し口にクロームの装飾を用いるなどして高級感を演出。

そして、絶大な開放感をもたらす大面積のパノラミックガラスルーフが標準装備されるのも208XYの特徴です。開口面積が非常に大きく、前席の頭上もギリギリ前まで攻めているおかげで、後席だけでなくドライバーやナビゲーターにとっても大きな開放感を味わわせてくれます。

208XVのパワートレインは、156ps仕様の1.6リッター直噴ターボエンジンと、標準レシオの6速MTが組み合わされます。足まわりも標準仕様のサスペンションとなります。208GTiほどスポーティさを追求したわけではありませんが、それでもスポーティであることには違いなく、誰でも気軽に、ほどよくスポーティなテイストを味わえるドライブフィールに躾けられています。
プジョー208XY

開放感あふれるパノラミックガラスルーフを標準装備。ルーフガラスを取り囲むようにアンビエンスライトが配されている。

「208GTi」と「208XY」という2つの個性に触れて、あらためてプジョー208シリーズを興味深く思った次第です。

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