住宅リフォーム/リフォームの間取り・プラン [ライフスタイル別]

二世帯リフォーム完全分離VS.部分同居を徹底比較(2ページ目)

二世帯リフォームは、共用部分を増やすほど費用が安く済みますが、生活が気づまりになってしまうことも。お隣さん感覚の完全分離から、半分一緒に暮らす部分同居、昔ながらの大家族スタイルまで、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド


部分同居への二世帯リフォーム-メリットはバランスのよさ

リビングの画像

共用スペースを作ることで、他の部屋を広くとることができる。

二世帯住宅の部分同居スタイルとは、玄関や水まわりを共用スペースとして二世帯で一緒に使う間取りのこと。今ある一戸の住宅に、少し間取りの変更を加えるだけでできるので、リフォームで作りやすいプランです。

メリットは何と言っても、プラン、費用、暮らしの快適度のバランスのよさにあります。共用スペースを作ることで、他の部屋を広くとることができ、余裕のある間取りになります。また敷地面積や延床面積は、完全分離スタイルより小さくて済みます。

共用部分を増やすほどプライベート部分の面積に余裕ができ、費用を抑えることができます。また既存の玄関や水まわりを、そのまま活かせば、大幅にコストダウンができるなど、予算に合わせた計画が立てやすいスタイルです。

 

デメリットは間取り次第で家族関係が変わることも

部分同居スタイルへのリフォームのデメリットは、間取り次第で家族の関係が変わってしまうほど、家の影響力が強くなることです。特に問題になるのが共用部分をどこにするかということ。共用部分は2世帯の暮らしの接点となり、ストレスが生まれやすい場所になりますので、事前に綿密な打ち合わせが必要です。

部分同居への二世帯リフォーム-成功のポイントは細部に手を抜かない

浴室やキッチンなど水まわりだけでなく、細かい部分まで手を抜かずにシッカリ打ち合わせをするのが、部分同居のリフォームを成功させるポイントです。特に、プライバシーと清潔感にかかわるポスト、インターホン、洗濯機は大事なポイント。光熱費の負担の取決めと併せて、細部までシッカリ話し合っておきましょう。

洗濯の画像

部分同居は洗濯は一緒なのか、別なのかなど、生活の細かい部分までシッカリ打ち合わせることが大切。


次のページは、もう1部屋が成功の秘訣となる完全同居スタイルのメリット ・ デメリット、そして寝室のプライバシーについてです。
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