いい恋人かどうか見分けるのも「体感覚」
これだけな~ンにも無かったら、五感が研ぎすまされそうですね
例えば、肩こりなど自分の身体の痛みに気づけない人はたくさんいます。食品を安全に食べるには「賞味期限」「消費期限」を見て視覚で判断します。「もうすぐ雨が降りそう」という気配は、農家の方は匂いでわかりますが、都会にいると天気予報や雲を見ないとわかりません。
体感覚が鈍くなった原因は大きく3つあると思います。第1に、ほとんど身の危険が無い環境に暮らしていること。例えば、野生動物たちは匂いや気配で敵を察知して、すぐに逃げなければなりません。第2に、視覚や聴覚を刺激するものが多過ぎること。例えば、テレビやパソコン。また、街中を歩くと、次々にさまざまな音や色が、目から耳から飛び込んできます。その刺激から身を守るためには、体感覚を閉ざすしかありません。
でも、この体感覚が恋愛の明暗を分けるポイントではないかと、私は思うのです。心地よさや相性、身の危険に関する判断には、体感覚が重要だと思うのです。
私のクライアントさんに「私、匂いで人の善し悪しがわかるんです。夫も匂いで決めました」という方がいらっしゃいます。お見合いだったそうで、後日のデートで彼にお願いして匂いをかがせてもらい、不快ではなかったので決めたそうです。今も夫婦仲よく暮らしておられます。この話を聞いて驚きました。実は、私は前夫の匂いがちょっと苦手だったのです。20代のころ、私も体感覚を閉ざしていたのでしょう。
視覚や聴覚に頼ると、頭で考えて結論を出してしまいがちですが、体感覚を重視すると本能的に判断できるのかもしれませんね。