玄関ホールの床材は、簡単リフォームで高級感がある大理石に
玄関は家の顔です。室内空間の第一印象は、床材の質によって大きく左右されますので、玄関ホールの床材選びでは、ぜひ高級感にこだわりたいもの。そこで使いこなしたいのが大理石です。豪華なのはもちろん、狭く暗く見えがちな玄関を、美しい反射で明るく広く見せてくれます。床に大理石タイルを敷き詰めた豪華な玄関ホール。家の顔としての高級感がある(三菱地所ホーム)
床に大理石を張るリフォームは意外と簡単。リフォーム用の石材を使って重ね張りができる(簡単!床に大理石を張るリフォームで豪華に変身より)
イマドキは、大理石を床に張るリフォームもとても簡単。薄いリフォーム用の石材を使って、今あるフローリングの上から重ね張りができます。石材の魅力は何と言ってもその高級感です。玄関框の周辺だけ、リビングの入り口だけなど、部分張りでアクセントにするのもいいでしょう。
玄関ホールのようにお客様の目につきやすい部分のリフォームをする時は、高級感をキーワードに床材選びをすると、家のイメージがぐんとアップします。
寝室の床材は、音が響かずダストを巻き上げないカーペットに
寝室にお勧めの床材と言えば、意外に思う人もいるかもしれませんがカーペットです。カーペットには様々な長所があり、それらが寝室の環境を作るのにぴったりなのです。まずは音の問題です。表面がツルツルとしたフローリングや石材のような硬い素材で囲まれた部屋は音が反響し、小さな声でも響きやすくなります。その点、カーペットなら吸音効果が高く、とても静か。ぐっすりと眠ることができます。
住宅展示場のモデルハウスでは、寝室の床がカーペット敷きになっていることが多いので、ぜひ声の響き方をチェックしてみて下さい。リビングで話している時の声の響きと、カーペットの部屋とで比較してみると、驚くほど大きな差があることが分かります。
カーペット敷きの寝室は音が響きにくく、静かな環境を作ることができる。ホテルの部屋もとても静か。
カーペットはこれまで、ダニや掃除の問題で敬遠されがちなところがありました。しかし今では防ダニ機能に優れたタイプがあり、また空気中のダストを舞い上げずに吸着するので、ハウスダストを防ぐ効果があると見直されています。
寝室の床材をカーペットにすると、音が静かで、素足で歩いても柔らかく、あたたかく、そしてきれいな空気の中ぐっすり眠れる快適な空間になります。
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