複数の灯りとシンプルなテーブル、料理を引き立てる北欧の照明技
北欧インテリアの特徴と言えば、1つの部屋の中で複数の灯りをともす、1室多灯スタイル。天井の大きな照明1つだけで照らされた部屋は平坦なイメージになりがちですが、複数の灯りで照らされた部屋は複雑な影を描くので、部屋全体が立体的に奥行き深く感じられます。ルイスポールセン社のペンダントライトと間接照明に照らされたダイニング。シンプルな作りのテーブルとナチュラルな色合いが料理を引き立てる(スウェーデンハウス)
上の写真は、デンマークのルイスポールセン社のペンダントと、天井の間接照明で部屋を立体的に演出したスウェーデンの輸入住宅のダイニングの様子です。セードから溢れる美しい光と、シンプルな作りのテーブル、ナチュラルカラーのインテリアが料理の彩りを引き立ててくれます。
無機質になりがちなブラインドも木製ならナチュラルに。キャンドルがブラインドの影を揺らして、いっそう雰囲気を盛り上げる。
上の写真はダイニングの窓まわりの様子です。無機質になりがちなブラインドも木製ならナチュラルな空間になります。キャンドルがブラインドの影を揺らして、いっそう雰囲気を盛り上げます。北欧ではキャンドルも欠かせない灯りのアイテムです。
北欧のファブリックパネルが和の空間に溶け込む!新鮮な和室にリフォーム
北欧ハウス、輸入住宅と言うと、和室との相性が心配ですが、北欧の家づくりは日本の家づくりと共通点が多く、意外としっくりと馴染みます。床の間に飾られたファブリックパネルが和の空間と調和している。
上の写真は、北欧ハウスに作られた和室の様子です。床柱はコブシ、吊り押入れの扉はピンクの和紙張りで、ナチュラルで優しい和室に仕上げられています。ここで注目したいのが、床の間に掛けられているパネル、北欧ファブリックパネルです。
北欧のファブリックのデザイン性の高さは有名ですが、北欧ではこのファブリックをパネルに張り付けて、部屋の壁に絵画のように飾る習慣があります。この柔らかく温もりのあるファブリックパネルは、和室だけでなく日本の家屋にもよく似合います。
北欧の住宅は基本的に木と土で作られているので、日本の住宅と共通点がたくさんあります。特に自然素材が中心の和室と北欧インテリアは馴染みやすいので、和室リフォームの際には和+北欧スタイルの新鮮な和空間にチャレンジしてみて下さい。
次のページでも北欧ハウスに学ぶ、照明とファブリックのリフォーム術!北欧らしいナチュラルモダンな寝室の様子をご紹介します。