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内装リフォーム、床・壁選びの落とし穴(2ページ目)

内装リフォームの材料選びには、カタログやサンプルからだけでは解らない大事なポイントがあります。今回は、ケガをしやすい壁材、声が響く床材など、気付きにくいポイントをご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド


内装リフォームで求められる環境は部屋によって異なる

寝室や書斎では、足音や声が響かない静かな環境にしておきたいものです。内装リフォームで求められる環境は、部屋によって違います。家中同じ床と壁で仕上げる必要はありません。リビングと寝室では違う仕上げのほうが、より快適に暮らせることも多いのです。

寝室は足音や声が響きにくい仕上げ材を選ぶことが肝心。

寝室は足音や声が響きにくい仕上げ材を選ぶことが肝心。


壁や床、収納の扉の選び方で、音が響きやすい寝室に?

壁一面に表面がツルツルとした収納扉が取り付けられていると音が反射し響きやすい。

壁一面に表面がツルツルとした収納扉が取り付けられていると音が反射し響きやすい。

カーペットやコルク、畳、布クロスなど、表面が柔らかく軽い材料を選ぶと、音を反射しにくいので静かで落ち着いた部屋を作ることができます。

表面が硬くつるつるした材料は音が反射しやすいので、足音や声が響きやすくなります。浴室では声がよく響き、和室が静かで落ち着いた雰囲気になるのは、このような仕上げ材による音の効果です。

注意したいのが、壁一面に表面がツルツルとした収納扉が取り付けられ、床がフローリング仕上げになっている寝室です。音が反射しやすくなっているので、小声でも響いているように感じたり、隣で寝ている人のイビキが大きく感じてしまうことも。

住宅展示場の寝室がカーペット敷きになっていることが多いのは、静かな環境を作るためです。展示場に行かれたら、寝室と他の部屋との声の響き方の違いを試してみて下さい。驚くほどの違いを体感できることと思います。

 

内装リフォームでは触って聴いて確認を

いかがでしたか?内装リフォームの材料選びには、カタログやサンプルからだけでは解らないことがたくさんあります。直接触れて聞いて、本当に居心地のいい部屋づくりをしていきましょう。部屋別床材選びのポイントは、下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
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