南部鉄の急須が脚光を浴びている
一つ一つが手作りの伝統工芸品で、丈夫なので、途中割れることも無く、世代を超え使用できる急須です。日本の伝統工芸品指定第一号は南部鉄瓶です。
フランスの有名な紅茶専門店「マリアージュ フレール」は、この急須に魅せられ、オリジナルのカラーや形を依頼し、10年以上も前から店頭で販売しています。現在では日本の国内でも、カラー南部鉄の急須が気軽に手に入ります。
何十年も前、日本国内で冷め切っていた南部鉄は、ある時フランス人に見そめられ、それに応える技術を磨き、再び脚光を浴び、日本の底力の強さを感じます。
そして現在、フランスの紅茶専門店において、この南部鉄でお茶を飲み、魅せられた人たちがこの急須を買い、ファッションにもなっています。それがきっかけで、生産元は数カ国と取引をして世界を相手に需要を伸ばしているそうです。
こだわる方は、これでじかにお湯を沸かしお茶を飲み、鉄器から第二鉄イオンが出て、上手に鉄分補給されています。そして、水道水の塩素臭なども抑えられ、お湯がまろやかになり、お茶の味が美味しく頂けます。
我が家では、普通にお湯を注いでいただいていますが、鉄なのに暖かみのある人生のパートナーです。
■参考URL
http://www.iwachu.co.jp/
http://www.tetsuzou.com/
http://www.mariagefreres.co.jp/