保険なら積み立てを強制的に続けられる

個人年金保険で老後資金作りに向く人と向かない人がいる。

個人年金保険で老後資金作りに向く人と向かない人がいる。

個人年金保険は、その名の通り、老後に年金(生活費)をもらうために利用する保険です。日本円でコツコツと保険料を積み立てるタイプは、低金利の影響もあり、貯蓄性の観点からみると決して魅力的な商品とはいえません。そのため、積極的に利用することはオススメしていません。でも、強いてオススメするならば、貯蓄がニガテな人でしょうか。

個人年金保険のような貯蓄性のある保険は、中途解約すると不利になるのが一般的です。ですから、必要なときにすぐに換金できません。これを「流動性に劣る」「流動性がない」と表現し、個人年金保険を積極的にオススメしない理由の1つでもあります。でも、これを逆手に取れば、途中でやめにくいがゆえに、積み立てを継続できる可能性が高まります。

世の中には、コツコツと積み立てても、ある程度の金額が貯まるとつい使ってしまう人がいますよね。こういう積み立てがニガテな人でも、保険なら、中途解約は不利だという意識が働いて確実に貯めることができるというわけです。

他に、「老後の生活が不安な人」「積み立てる時間のある人」にも、個人年金保険は向いているといえるでしょう。

「老後の生活が不安な人」は、ほとんどの日本人が当てはまるでしょう。少子高齢化で、今の高齢者を支えている現役世代で若い人ほど、「老後」の生活に不安を抱いています。公的年金の支給開始が遅くなりそうで、年金額も減りそうだからです。

では、すでに公的年金をもらっている高齢者は安心しているかというと、そうでもありません。「老後」が心配で思い切ってお金を使えない70~80代の人は多いようです。すでに「老後」と思われる年代の人の「老後が不安」という声を聞くたびに、日本はいつから(何歳から)老後なのだろうかとフシギな思いにかられます。このような人たちには、一時払いの個人年金保険は老後資金作りの選択肢の1つにはなりますが、積み立てるタイプは向きません。なぜなら、時間がないからです。

個人年金保険に入るにも、今の生活に支障がないように

個人年金保険が積み立てる時間のある人」に向いているのは、保険料を積み立てる期間を長くできるためです。積み立てる期間が短いと、毎回の保険料が高くなり、生活に支障をきたす可能性があります。

とにかく、老後資金が不安でたまらなくて、貯蓄ではうまく積み立てる自信がなく、積み立てる時間が十分に取れる人は個人年金保険を利用してもかまいません。ただ、くれぐれも毎月の保険料負担で今の生活を困窮させないようにしてくださいね。毎月5000円あるいは1万円など、保険料が払い終わるまで続けられる金額で設定することが大切です。

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