介護福祉士/介護福祉士とは

タイプ別! あなたに合う介護の職場は?(2ページ目)

介護福祉士試験に合格するためにまず大事なことは、試験対策の学習。それと同様に、合格した後の「イメージ」をもつことも大切なことです。資格を取得したらどんな職場で働くことができるのか、タイプ別に紹介します!

小山 朝子

執筆者:小山 朝子

介護福祉士ガイド


サービス精神旺盛
「人を楽しませるのが得意」な人は…

「通所介護(デイサービス)」は、人前でパフォーマンスすることが好きな人にはおすすめの職場です。デイサービスは日帰りで食事や入浴のほか、体操や歌などのレクリエーションを提供します。

デイサービスで働く介護福祉士は、レクリエーションの進行役やプログラムを考える役目を担います。私がデイサービスを訪れたときには、元気な利用者が職員とともにカラオケやゲームに興じていました。近隣の人との交流や、体力維持を目的に通う利用者もいます。

一対一で向き合える
「自宅で暮らす要介護者と家族を支援したい」人は…

介護福祉士の職場は施設だけではありません。なぜなら、介護が必要な人がすべて施設を利用しているわけではないからです。

自宅で生活する要介護者や家族を支援する在宅の現場で活躍する介護福祉士もたくさんいます。在宅で生活している要介護者は、家族が自ら介護を希望して、というケースのほか、「特養などの施設に入所したいけれど空きがない」「医療的なケアが必要だが病院から退院を促された」といった事情を抱えている人も多くいるのです。

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在宅の現場では利用者と一対一でかかわれる

在宅の現場で働く介護福祉士としては、身体面のケアや日常生活の援助を行う「訪問介護」の事業所や、介護保険のサービスのひとつで、組み立て式の浴槽を使って利用者の入浴を介助する「訪問入浴介護」の事業所で働く人もいます。

現在、在宅の現場で活躍しているヘルパーは40代~60代くらいで、主婦としての経験を活かして働いている女性が多くいます。

介護福祉士の場合、訪問介護事業所で経験を積めば、「サービス提供責任者」を任されることも。サービス提供責任者は、ご利用者のお宅でどんなサービスを提供するかという訪問介護計画を作成したり、ヘルパーの指導やスケジュール管理をする役割を担います。

多岐にわたる職場で活躍する介護福祉士

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高齢者施設以外の働き口も

そのほか、幅広い年代の利用者の支援を行いたいという人には、「身体障害者福祉施設」「知的障害者福祉施設」などの求人にアタックするのも一案です。

介護の現場と一口にいっても、働く場所や内容が多岐にわたることがご理解いただけたと思います。求人の応募には、資格取得が有利に働きます。自分の将来の姿を思い描きながら試験対策をしていきましょう。

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