コメディのジェームス・ボンド
カジノ・ロワイヤル
近年ではカジノ・ロワイヤルと言えば、ダニエル・クレイグの最新007ボンドを思い出すと思いますが、1967年にも制作されています。最新のカジノ・ロワイヤルとは無関係といっていい作品。タイトルは同じでジェームス・ボンドもあり、アクションありですが、コメディ、パロディの面白い作品。出演者が大物ばかりなので驚きで見ているだけでもたのしいです。ウィリアム・ホールデン、ジャン=ポール・ベルモンド、ジャクリーン・ビセットなど現代では考えられない大物のすごい役者さんが出演しています。
小説カジノ・ロワイヤルにはほんの少しだけ関わっているということを前提として見ること。
各国のスパイたち(CIAやKGBなど)が行方不明になるので各国のスパイのボスたちが引退隠居中のジェームス・ボンド卿を訪問し救援を要請。結局、ジェームス・ボンド卿はそれぞれの国のスパイたちを007になりすまさせ、敵を陥れようとするというような展開です。それぞれ、ファーストネームのあとにボンドの苗字をつけて呼び合う。007がいっぱい。
ハチャメチャなアクション満載で昔ならではの作品。この映画は、近年のオースチンパワーズの先駆でもありかなり影響を与えている作品としても知られています。
ユーモア、コメディが好きな007ファンは一度見てみる価値があり。
■カジノ・ロワイヤル (1976年版)
・監督(複数): ジョン・ヒューストン、ケン・ヒューズ、ロバート・パリッシュ、ジョセフ・マクグラス、ヴァル・ゲスト、リチャード・タルマッジ
・主演:ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン、ウディ・アレン、オーソン・ウェルズ(ル・シフル役)、ジョン・ヒューストン(M役)
・発売元; 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン