ウエストサイドストーリー
映画の冒頭の空からの撮影シーンから目が離せないウエストサイドストーリー。大好きな映画の1つです。これまでのニュージカルという概念を変えた素晴らしい作品だと思います。シェークスピアのロミオとジュリエットをベースに60年代の時代背景に制作したニュージカル映画。ミュージカルといっても、男女関係なく惹きこまれる作品です。
プエルトリコ系とアメリカ系のギャングの対立の中で、敵同士なのに恋に落ちるトニーとマリア。その駆け引きなどが昔ながらの純真さでドキドキです。歌、音楽、ダンスとすべてが心に残るインパクトあるもの。ダンスはジョージ・チャキリス、リタ・モレノが特に素敵です。ファイティングシーンも見どころ。
路地からジョージ・チャキリスを含めた3人が手を開いて足をあげる場面には一瞬ですが今でも感動を覚えます。かっこいい。ギャングたちがなんであんなにダンスが上手いんだという冗談がありますが、それはニュージカルなので……。取ってつけたような歌ではなく、ストーリーのその場の雰囲気、人物にばっちりで感動です。
悲しい結末がありますが、希望も残して涙しながらうなずける感動の作品だと思います。
昔、映画館でリバイバルということで映画館で上映されたことがありました。昔の映画館は一度入場すると何度も見るのが許されるという感じだったので、朝から出かけてこの長い3時間弱の映画を2回一日観ていたのが懐かしいです。
アカデミー賞では作品賞をはじめ、ノミネートされた11部門中10部門を受賞。
■作品名 「ウエストサイドストーリー」1961年
■監督 ロバートワイス、振り付け ジェローム・ロビンス
■主演 ナタリー・ウッド、リタ・モレノ、ジョージ・チャキリス、ラス・タンブリン、リチャード・ベイマー
■商品データ
・DVD/Blu-ray発売有り
・発売元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント