株・株式投資/株式の売買テクニック

「機関投資家の半歩先読み」が勝率アップの鍵

株価は、買う投資家が増えれば上がり、売る投資家が増えれば下がります。つまり、これから買う投資家が増えそうな銘柄を見つけるのがポイントです。その際に意識したいのが、機関投資家の行動パターン。機関投資家の買いが入りそうな銘柄を絞り込むためのヒントをお教えします。

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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個人投資家は「機関投資家の半歩先読み」をしよう

機関投資家にはできない投資スタイルも、個人投資家ならできる

機関投資家にはできない投資スタイルも、個人投資家ならできる

まいど、相場の福の神こと藤本です。

機関投資家の行動パターンを知って勝率アップ!」では、「個人投資家が勝つには、機関投資家の逆を行く!」と説明しました。今回は、その具体的な手法について解説しましょう。

それは、機関投資家の半歩先読みをするということです。

機関投資家は、時価総額が100億円未満の銘柄にはまず手を出しません。なぜなら機関投資家の運用する金額は巨額で、時価総額の小さい銘柄は流動性が低いので、機関投資家が少し買うだけで株価が上がり、少し売るだけで株価が下がってしまうからです。だから、手を出したくても出せない。どんなにいい銘柄だとわかっていても、どんなにこれから値上がりするとわかっていても、買うわけにはいかない場合がほとんどです。

逆に、時価総額が100億円を超えてくれば、中小型株専門のファンドなどの機関投資家が少しづつ買えるということです。機関投資家は一人でありません。ですから、時価総額が100億円を超えると、その銘柄を買う投資家が少しづつ増えると予想できます。

狙い目は時価総額80億円~100億円

つまり、「時価総額100億円の壁」を越えそうな上り調子の銘柄があれば、すぐに買えばよいということになります。

2013年6月21日終値基準では、時価総額100億円以下なのは1516銘柄あります。その中で、もうすぐ100億円の壁を越えそうという基準として「時価総額80億円以上、100億円以下」で絞ると、180銘柄あります。

その中で、上り調子という基準として、
  • テクニカル面:株価が上昇していて、25日移動平均線より上にある
  • ファンダメンタル面:最低限今期予想の売上高が前期より伸びている
この2つを満たした銘柄に絞り込みました。すると挙がってきたのが、次のリストにある31銘柄です。
時価総額が100億円目前で、かつテクニカル面からもファンダメンタル面からも上り調子な31銘柄

時価総額が100億円目前で、かつテクニカル面からもファンダメンタル面からも上り調子な31銘柄(クリックで拡大)

この中に、将来時価総額が100億円を超えて、機関投資家の投資対象になって株価が大化けする銘柄が存在すると思われます。ぜひこのリストの銘柄をじっくり研究して、銘柄選択をしてください。

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*投資判断の参考にするための情報提供を目的に作成されたもので、投資の勧誘ないし特定の銘柄を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身で判断されるようお願いいたします。
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