新築では得難いスケールと環境の住まいが都市部で手に入る
リビタの戸建てリノベーション事業第一弾『練馬石神井台の家』は、低層の住宅が建ち並ぶ、東京都練馬区の閑静な住宅地にあります。1990年に建てられた木造2階建ての住宅で、敷地は141平米(約42坪)、延床面積は108平米(約32坪)と、今日、都市部で新築する際にはなかなか得難いスケールです。周辺の家々は1軒あたりのスケールが大きく、植栽に囲まれており、落ち着いた街並を醸し出しています。こうした点も、中古戸建てのメリットと言えます。新築戸建てを望むとなると、都市部では土地は狭いか、広くても高額か。今よりもゆとりがある時代に建てられた中古の戸建ては、敷地広さにも建物のスケールにも余裕があります。また、その戸建てや周辺の家々で育ってきた豊かな植栽という環境も得ることができます。まっさらになった更地に数軒分の新築戸建てを分譲する場合には、なかなか得難い環境でしょう。『練馬石神井台の家』は、そうした周辺の環境に馴染むようにと、もともとは駐車場だった部分の一部を庭にしています。「都内で庭付き一戸建て」という憧れの住まいが、中古戸建てなら叶う可能性が高いのです。ご近所にどんな方が住んでいて、どんなコミュニティが築かれているのかを確認してから家を選べる点も、中古の魅力のひとつです。
構造の安全性や環境性能もリノベーションでアップできる
中古の木造戸建てで気になるのは、耐震性や、断熱性などの環境性能。『練馬石神井台の家』では、リビタが建物を一度、スケルトン化(構造体だけの状態にすること)し、構造の状態を念入りに確認。耐震性能や断熱性能を高める工事を行っています。こうした工事自体は、実はそんなに難しいことではありません。木造住宅が得意な施工会社や建築家など、プロの業者に依頼をすれば、建物の状態を調べ、判断し、どのような改修を行えばいいか指南してくれます。構造的に弱いところを補強したり、断熱材を足したり。その範囲は建物の状態によりけりですが、リノベーションを前提に中古戸建てを購入する際には、事前にプロに相談し、検討物件を一緒に見てもらうという方法をとることが大切になってきます。
中古の戸建ては、既存の内装を解体してみないと、そうした構造や断熱の状態を確認することができません。だからこそ、事前にプロに見てもらって、その目処を付けてもらうことが重要になります。実際に解体してみてからわかることもあるので、そうした状況へのフレキシブルな対応も求められます。
しかし、今回の『練馬石神井台の家』では、建物の基本的な性能部分をリビタがあらかじめリノベーションして、「耐震基準適合証明書」を取得。それによって、住宅ローン減税など、さまざまな優遇を受けることが可能になります。さらに、リノベーション住宅推進協議会が定める適合リノベーション住宅「R5住宅」適合や、住宅性能評価省エネ等級3を確保するなど、安心して長く住む家の基礎をつくってくれています。
後編では、リビタの『練馬石神井台の家』を詳しく見ていきましょう。
戸建てリノベで考える 自ら丁寧に手を入れる暮らし
『HOWS Renovation Lab.』
株式会社リビタ
http://www.rebita.co.jp