散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

東京では最大の商業施設を持つ東京地下街を歩く(3ページ目)

花粉、雨、紫外線を受けずに歩けるのが地下街散歩。商業施設の面積からすると、東京の地下街とそこに連絡している商業施設は桁外れに広いといえます。今回はこの東京駅地下街を歩きます。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


散歩するなら八重洲地下街

昭和の終わり頃、大阪の大学を出て東京にやってきた僕は毎月1度は八重洲地下街にきていた。出版社の営業をやっていた関係でこの地下街にある書店へ来ていたのだ。当時は東京駅の地下街といえば、まだこの八重洲地下街と先ほど紹介した東京駅名店街(現、東京一番街)ぐらいしかなくて、大阪の梅田や名古屋の地下街に比べると規模が小さいなぁと思ったものだ。
飲食店やブティックはもちろん郵便局や利用店もある。

八重洲地下街は案内所もある立派な地下街だ


出版社をやめてフリーライターになってからも八重洲地下街にはよくきた。NTTがあって、そこには全国の電話帳が置かれていたからだ。まだネットもない時代のことだ。ここで、取材先の電話番号をメモしたものだ。今回久しぶりに八重洲地下街にやってきた。出版社時代によくきた書店もNTTも、そしてよくお昼を食べたカウンターだけの洋食屋も今はない。
解説を読みながら歩くのも楽しい

外堀地下一番通りの壁面には東京や八重洲の歴史がわかる絵がかけられている

そして、八重洲の語源ともなったヤン・ヨーステンの像もある。ちょっとした博物館っぽくておもしろい。
動画はこちら
八重洲地下街の南側には、グランアージュというストリートが広がっている。ここで、こんなものを発見。
Suicaカードをかざすとポイントが貯まる

グランマイレージポイントの機械だった

なんだろうかと近づくと、Suicaカードをこの機械にかざせとある。やってみよう。おお、なんだかスロットみたいなのが出てきたぞ。って、そろわず、0ポイント。チェ、なんだよぉ、と再び丸ノ内側に戻ろうとすると、先ほど通ってきた黒塀横丁などにも同じ機械があるではないか。さっそくそこでもかざす。今度はポイントがついた。よく見ていると、次々とやってきてみんなかざしている。この機械はあちらこちらにあるようだ。これを探しながら散歩するのも楽しいかもしれない。
次ページでは「KITTE」を歩きます。

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