子供の英語教育/子供英語関連情報

仙台発!幼児から日本で育つバイリンガル(2ページ目)

仙台市にある明泉(めいせん)幼稚園で実践されている英語教育の様子をリポートします。平成25年で8年目を迎え、年中から英語学習をスタートした子どもが現在6年生になっています。ガイド清水が平成17年から子どもの英語の成長を楽しみにしている幼稚園です。

清水 万里子

清水 万里子

子供英語 ガイド

現在、岡崎女子大学准教授(子ども教育学部子ども教育学科)。児童英語講師、指導歴39年。教育学修士(岐阜大学)。中日新聞「中日こどもウイークリー」英語学習面執筆、学校訪問記事担当(11年間)。2013年4月~2023年3月まで岐阜県可児市「小学校英語コミュニケーション事業」アドバイザー。

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日本で実践されている英語イマージョン教育はいろいろ

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自分で聞く、読む活動

「英語イマージョン教育」にわざわざ「英語」が付いているのは、イマージョン教育は他の言語でも使える言語教育プログラムだからです。たとえば、オーストラリアでは日本語イマージョン教育が行われていますし、カナダではフランス語イマージョン教育や、スペイン語イマージョン教育も行われています。このように特定の言語だけを使って行われる教科教育プログラムをイマージョン教育と呼ばれています。

■参考:私立 加藤学園暁秀初等学校(静岡県沼津市)
英語イマージョン教育を日本に初めて取り入れた小学校です。

英語イマージョン教育は「英語漬けになる」と書きましたが、その英語の割合がどのくらいの量なのかという区切りがあります。トータルイマージョン(全体)、パーシャルイマージョン(部分)と呼んでいます。トータルイマージョンはすべての教科を英語で教える教育です。パーシャルイマージョンは教科によっては日本語で教えられています。

明泉幼稚園は幼児対象のトータルイマージョンタイプの幼児教育ですね。一般的なインターナショナル・プリスクールもこのスタイルです。

明泉幼稚園のプレミアスクールの特徴

平成17年(2006)からスタートしたプレミアスクールですが、当初は思考錯誤の中だったといいます。今年で実践8年目を迎え、ようやく明泉幼稚園オリジナルの英語イマージョン教育に自信をもてるようになったそうです。特徴を書きだしてみましょう。

・特徴(1)  100%の英語環境
・特徴(2)  年中・年長の2年間プログラム
・特徴(3)  オリジナル英語教育教材で実践
・特徴(4)  幼児教育がメイン、英語教育はサブ
・特徴(5)  担任はネイティブ幼稚園教諭

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自然豊かな園庭。まるで公園!

参観していると、日本にいる感覚ではなくなります。私は仕事柄、カナダ、アメリカの幼稚園、保育園にもよく出かけていますが、プレミアスクール教室内にいると日本ではないような気がします。ここでは、幼稚園の園舎が自然豊かな緑に囲まれた環境にあり、教室も廊下も広く、子どもたちが伸び伸び育っている様子があります。
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