この夏のボーナスは増えるの?
第一生命経済研究所の調査によると、夏のボーナスの平均額予測は前年比0.7%アップの36万1000円。一方、価格.comリサーチの調査では前年比マイナスの54万4000円となっています。調査結果にはバラつきがありますが、いずれも前年からほぼ変わらずかマイナス。アベノミクス効果で企業の業績が回復し始めてはいるものの、すぐにお給料やボーナスに反映されるわけではないのが実情のようです。ボーナスで「金融商品の購入、外貨預金など」に挑戦する人が増加
さて、そのボーナスの使いみち(価格.comリサーチ調べ)はというと、「貯金」「商品を購入する」「ローン返済」「旅行」などが上位にきています。今回とくに大きな動きが見られたのは、「金融商品の購入、外貨預金など」という使いみちを考える人が増えた点。2012年秋から円安が進み株価が上昇したことが金融商品や外貨預金を検討するきっかけになったようです。同じ調査によると、「金融商品の購入、外貨預金など」の予算の平均額は約16万5000円。そこで今回は予算16万円で外貨預金にチャレンジする方法をご紹介します。
予算を2つに分けて時間を分散
2012年の秋から円安が続いていましたが、5月中旬以降、為替レートの動きが大きくなり再び円高に転じています。外貨預金のように価格が動くものにお金を投じる際には、複数の対象(通貨)に分散する、時間をずらして分散するのが原則です。分散すればするほどよいとされているのですが、限られた予算とかけられる手間を考慮すると、もっとも情報を入手しやすい米ドルに、予算の半分ずつ2回に分けて投資するというのが、外貨投資ビギナーにオススメの方法です。1日の間にも為替レートが大きく動く時期なので、とくに時間の分散には注意しましょう。
予算16万円を半分にすると8万円ですが、外貨定期預金は10万円程度の最低金額が設けられていることが多いので、そうした制約のない普通預金を選びましょう。普通預金は定期預金に比べると金利が低いので、冬のボーナスや家計に余裕のある月などに少しずつ追加して、まとまった金額になったら定期預金に預け替えるとよいですね。
■8万円を米ドル普通預金に預けたらいくら受け取れる?
また、8万円以下でも定期預金が可能な場合もあるので、あらかじめそうした金融機関を選ぶというのも一つの方法です。
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