ラインの宝石、シュタイン・アム・ライン

シュタイン・アム・ライン

シュタイン・アム・ラインの町の中心にある広場は、フレスコ画の家壁が圧巻 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp


シュタイン・アム・ラインの位置

チューリッヒの北、ドイツとの国境付近に位置する

スイス北部、ドイツとの国境に接するライン川沿いの小さな町がシュタイン・アム・ラインです。シュタイン・アム・ラインとは、ドイツ語で「ライン川の石」という意味。「石」が転じて「宝石」と呼ばれるほど、美しい街並みで知られています。

ライン河畔に広がる旧市街のエリアは、端から端まで歩いても300メートルほど。町をざっと見るだけなら1時間もあれば十分です。チューリッヒから日帰り観光におすすめです。

フレスコ画に彩られた街並み

シュタイン・アム・ラインのフレスコ画

数百年の時を経ても色褪せないフレスコ画 画像提供:スイス政府観光局  www.myswiss.jp

シュタイン・アム・ラインの鉄道駅から橋を渡ると、ほどなく旧市街へ。16~18世紀に家々の壁に描かれた、見事なフレスコ画に圧倒されるでしょう。出窓が張り出した家も目に付きます。中世では、出窓は富の象徴。財力のある家は、競い合うように出窓のある家を建てました。近郊のシャフハウゼンやザンクトガレンなどの町でも、出窓のある家々を目にすることができます。

中でも必見は、ホテル・アドラーのファサードに描かれた壁絵。スイスの画家で、絵本作家としても知られるアロイス・カリジェの手によって描かれました。

シュタイン・アム・ラインは、もとは小さな漁村でした。しかし修道院がこの地に建てられ、町が発展します。観光スポットとなっているザンクト・ゲオルゲン修道院の内部には、民族芸術などを展示した博物館があり、多くの観光客が訪れます。

シュタイン・アム・ラインとライン川

ボーデン湖を経てドイツに流れるライン川 画像提供:スイス政府観光局  www.myswiss.jp

町全体を取り囲む壁(市壁)も、中世の姿そのままに残されています。近郊の高台にあるホーエンクリンゲン城まで足を伸ばせば、その様子が一目瞭然。お城にはレストランもあり、眼下には、ライン川と田園風景が町の周囲に広がります。周囲はドイツとの国境が複雑に入り組んでいるため、第二次世界大戦末期の1945年に連合国の誤爆を受けました。



初代「ワッカー賞」受賞の町

シュタイン・アム・ラインとワッカー賞

ワッカー賞受賞の場所は、いずれも伝統的な街並みが残る 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

シュタイン・アム・ラインは、初代「ワッカー賞」受賞の町としても有名です。「ワッカー賞」とは、街並みと景観を守る町や村に寄与される賞で、1972年から毎年スイス国内の町が一ヶ所選ばれます。中世からの街並みが見ごとに残される町は、スイスの中でも筆頭と言えるでしょう。

中世の町並みを堪能した後は、船に乗ってシャフハウゼンの町まで足を伸ばしても良いでしょう。左岸はスイス、右岸はドイツの、のどかな景観を船上から楽しむことができます。

シャフハウゼンの近郊には「ラインの滝」があり、ライン川唯一の滝としていつもおおぜいの観光客で賑わいます。

アクセス

シュタイン・アム・ラインでの船旅

のんびり景色を楽しみながら船の旅も良い 画像提供:スイス政府観光局  www.myswiss.jp

チューリッヒから列車で約1時間15分。ヴィンタートゥールまたはシャフハウゼンで乗換えます。シャフハウゼンからライン川を遡る船便もあります(所要約2時間)。

チューリッヒ近郊にあるその他の小さな町>


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。