60年代の洗練されたファッションを堪能
『夜を楽しく』
■監督マイケル・ゴードン
■主演
ロック・ハドソン ドリス・デイ
■おすすめの理由
女たらしの歌謡曲の作者のブラッド・アレン(ロック・ハドソン)と電話を共用しているロック・ハドソンインテリアコーディネーターのジャン・モロー(ドリス・ディ)は、いつもガールフレンド達に電話するブラッドに怒っています。いつになっても電話が使えない。電話局に抗議してもダメ。しかし、ひょんなことから、共同電話の相手が親友のトニーの友人だと知ったことから、ブラッドはテキサスからきた牧場主のふりをして彼女の気を引こうととするというお話です。
この映画が製作された時代、アメリカではヘイズコードという検閲制度がありました。
「夜を楽しく」の映画の原題はPillow Talkで、日本語に翻訳すると「寝物語」を意味します。
この映画はセックスコメディーとも呼ばれ、セックスを直接描写せずいかにセックスを描くかということに挑戦した1930年代のロマンチックコメディーの流れをくむ映画です。
また「夜は楽しく」の衣装もカラフルで、60年代の洗練されたファッションを堪能することが出来ます。ニューヨークという都会のお洒落なムードが満載で、古き良きアメリカがこの映画には詰まっています。
ユアン・マグレガーとレニー・ゼルウィガーの「恋は邪魔者」、「夜は楽しく」のオマージュとして制作された映画で、「恋は邪魔者」が好きな人にはぜひおすすめの映画です。