実業家トーマスと女性調査員ビッキーが繰り広げる頭脳戦
■作品名華麗なる賭け
■監督
ノーマン・ジュイソン
■主演
スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ
「夜の大捜査線」のノーマン・ジュイソン監督、主演、スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイの
クライムサスペンス。1968年公開のアメリカ映画です。
■あらすじ
富豪で、ハンサムで、洗練された紳士と三拍子そろった実業家トーマス・クラウンは
頭脳も明晰、まるでゲームのようにやすやすと銀行強盗を成功させてしまう
実は彼は、盗みにかけては異常な才能と情熱の持主であった。
一方、被害を受けた銀行が加入する保険会社は犯罪追及に特別な熱意を持つ
女性調査員ビッキーを調査に送り込む。
ビッキーは調査するうちに次第にトーマスがあやしいとにらむようになり、彼に接近するが……。
マックィーンの代表作の一つ、TVでも何回もオンエアされているので
ご覧になった方も多いと思います
お互いの腹の中の探り合いをしながらのチェスのシーンは見ものですね
その時は、「おいおい、結局女の武器に負けるのかよ!」って思いますが……
その後も表立ってはデートを重ねてるように見せながらも
何とか盗みの証拠をつかもうとやっきになるビッキー、
余裕たっぷりでデートを楽しむトーマス、
2人の頭脳戦が軸になっていますのでマックィーンには珍しく目立ったアクションは無し
その憂さを晴らすような砂浜でのバギーの疾走シーンはマックィーンの面目躍如!
又、あの容赦なしの荒っぽい運転に顔色ひとつ変えず助手席に座っていたフェイダナウェイも、
演技とは言え流石です。
アカデミー最優秀音楽賞を獲ったテーマ曲、「風のささやき」が流れる中
ハングライダーで滑空する空中デートのシーンも素晴らしいです!
仕事と自分に言い聞かせていてもトーマスに惹かれて行くビッキー、
さて、この後、ミイラ取りがミイラになるのか、それとも!?
一体、どんなどんでん返しが待っているのでしょうか!!
余談ですが、
東京に唯一あったシネラマ方式の映画館「テアトル東京」が
閉館する時、 最後の上演作はファン投票によるリクエスト作品、
「卒業」と、この「華麗なる賭け」でした。