二大女優の火花の散る演技を堪能できる 『ふるえて眠れ』
■監督ロバート・アルドリッチ
■主演
ベティ・デイヴィス
■DVD販売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
1964年に公開さえたアメリカの映画「ふるえて眠れ」。
メイド役のアグネス・ムーアヘッドが、ゴールデンフローブ賞を助演女優賞を受賞しています。
■おすすめの理由
物語は…
ルイジアナ州にある大きなお屋敷、ホリス邸。
道路工事のために取り壊しになるが、女主人のシャーロット(ベティ・デービス)は大反対。
彼女は、37年前に妻子ある男性を愛して殺し、その死体を屋敷に隠しているから……という地元ではもっぱらの噂がある。
37年ぶりにホリス邸を訪れたシャーロットの従姉妹(オリヴィア・デ・ハヴィランド)。
実は、従姉妹は、男性を殺したのはその妻であることを知っていて、妻をゆすり大金をせしめ、
ヨーロッパに行っていたのだった……
女主人シャーロットを演じるベティ・デービスと、彼女の従姉妹を演じるオリヴィア・デ・ハヴィランドは、役柄の関係もそうなのですが、二大女優の火花の散る対決という趣きで、二人の演技を堪能できます。
その二大女優をおして、ゴールデンフローブ賞の助演女優賞を受賞したメイド役のアグネス・ムーアヘッドも注目です。
ラストのベティ・デイヴィスの表情の変化もさすがの演技力。
サスペンスと推理、そして根底に流れる女性の情念……色々な感慨が残る、面白い映画でした。
最初のほうに色々な仕掛けがあるので、映画の始まりから集中して観るようにして下さい!