精神の異常がもたらす恐怖の世界
■作品名サイコ
■監督
アルフレッド・ヒッチコック
■主演
アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー
■DVD販売元
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
サスペンス映画の巨匠としてあまりにも有名な、アルフレッド・ヒッチコック監督の1960年に公開された名作です。
サイコ(Psycho)とは、精神病者、精神病のという意味の言葉。
その名前の通りフルCGや3DW駆使した派手なモンスターや、ディザースターも出てこないけれど、精神の病がもたらす恐怖を堪能できます。
主演は、アメリカの俳優、アンソニー・パーキンスと、ジャネット・リー。
このサイコでゴールデングローブ賞、助演女優賞を受賞しています。
■あらすじ
不動産会社に勤める女性(ジャネット・リー)が、婚約者と結婚したいために、仕事のお金を横領して逃げる。
途中で、年老いた母親と男性(アンソニー・パーキンス)が経営するモーテルに宿泊。
食事に招待され交流を持つが、男性が女性の部屋を訪れると、そこでは血まみれになって殺されている女性の死体が。
男性は殺人狂の母親の仕業と察知して、女性の死体をお金とともに沼に埋めるが、女性の会社は探偵を雇い、モーテルに泊まったことを突き止める……
■おすすめの理由
この、サイコで有名なのが、女性が殺害されるシャワーシーン。
サイコのDVDのパッケージなどに、この女性が恐怖で叫んでいる顔が使用されているので、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
たった45秒のシーンなのに、7日間をかけた映画史に残る、屈指の名シーンです。
実はこの恐ろしいシャワーシーンは、ヒッチコック監督の相棒で、名編集者でもある、奥さんのアルマのアドバイスにより生まれたとか。
このシーンで、恐怖と謎は一気に加速し、あっと言う間にストーリーに引き込まれて行きます。
ラストは、思わず肩の力が入るようなどんでん返しが……。
サイコ(Psycho)=精神病者、精神病の……という意味がわかってぞっとします。
公開当時、劇場では、ヒッチコック監督は「途中で入場しないで欲しい」「ストーリーは言わないで欲しい」と観客に向けたメッセージが流れたそう。
監督のためにも詳しい説明はできませんが、この精神の異常がもたらす恐怖の世界を、ぜひご堪能下さい!